チュイルリー庭園
2つで18ユーロのパンを公園のベンチで鳥を眺めながら食べました。
パンはあっさり甘めのデニッシュ生地に真赤なラズベリーのジャムの酸味がきいていて、とっても美味しかったです。
結構大きかったけどすぐに全部食べちゃいました。
雨宿りズに
パンを食べてぼーっと鳥を眺めていると雨が降ってきたので、
やや急ぎ足でオルセー美術館へと向かいます。
みんな傘をささずに歩いているので
いけるかなーと思いつつ、木の下を中心に歩いていましたが
砂の地面は濡れて足場は悪いし、雨も徐々に本降りになってきました。
ティラミスの入った紙袋が柔らかくなっていく・・・
さすがに傘無しでは歩けないレベルで降ってきたので橋の下に避難。
ちなみにレオポール・セダール・サンゴール橋という名前の橋です。
しばらくは散歩中のワンちゃんとその飼い主や
ランニング中のカップルたちと雨宿りをしていましたが
一向に雨が止む気配はありません。
後ろを振り返ると私と同じように傘を持っておらず
屋根を求めてやってきた人たちも増えていました。
スマホで雨雲レーダーを確認すると2時間くらいはやみそうになかったので、
紙袋を雨除けにして走ることに。
オルセー美術館
びしょ濡れになりながらオルセー美術館に到着。
到着すると屋根のない場所に入場のための大行列ができていました。
(必死すぎて写真は撮れていません)
ここまで来たから、と腹を決め
5ユーロ傘売りおじさんをフル無視して
近くにいたスタッフに印刷していたパリミュージアムパスを見せると、
すんなりと行列をスキップして中に入れました。
ミュージアムパス買っておいてよかったー!!
オルセー美術館に所蔵されている作品は1848年から1914年に製作された作品です。
従って印象派、ポスト印象派の作品が中心です。
私は絵画の中でも特に、この頃に製作された筆致が目に見える作品が好きです。作者の奥の奥の内面、描いている時の心情が今でも息をしているように感じるからです。未完成で曖昧で、人によっては中途半端に見える方が、生きていると感じます。
好きな作品たち↓
基本的に展示されている絵は写真に撮りたくないので、写真フォルダに残っていた絵画はこれだけですが、何枚もの絵画に、色に、何度も何度も共鳴して、涙が出そうになりました。
朝からパン屋でぼられたり大雨にあったりと不安な気持ちになっていましたが、絵をみているうちに緊張状態がどんどんほぐれていって、心から癒されて退館しました。