【GPT-4】カントvsミル:マスク着用政策で激突!哲学的インサイトが導く新たな視点
日本のマスク着用政策を巡る、哲学者イマヌエル・カントとジョン・スチュアート・ミルの仮想討論を再現。カントの道徳的原則が実際の日本の政策に影響を与えたことに驚くとともに、自由主義国家である日本でなぜ功利主義的アプローチではなく道徳的原則が用いられたのか背景に迫ります。この一連の対話を通じて、哲学的インサイトが現代社会の問題にどのように適用されるかを考察し、新たな視点を提供します。
流行りのGPT-4に課金しちゃったわけですが、ちょっとでも哲学に興味をもった人なら、やりますよねこれ。
とりあえず前提の確認
まずGPT先生が何を考えてるのか探りました。"高校生に分かるように"と事前にキャストしてます。
さて本題
無茶ぶりを投げてみました
かれらの時代に「パンデミックでマスク着用命令」は無かったですし、ふたりは異なる場所、異なる時代に生きています。
さてGPT-4先生は・・・・・
しかし、カント先生! いきなり大爆笑で腹筋崩壊ですよ。カントが大先生であることをGPT-4は理解している!!!!!
いや、驚きました。ぼくはカント先生がマスク強制しそうなイメージ持ってたし、自由主義者のミル先生は個人の自由である、って言うと予想してました。
カント先生は、マスクの強制着用はカテゴリカル・インペラティヴ(絶対的道徳義務)ではない点を指摘し、ミル先生は全体最適の観点から着用推進すべきだとしています。完全に逆でしたね。
最後はふたりともバランスを取るのは政府の仕事だよね、って逃げてますね、、、、(笑)
「マスク着用」はどのように普遍立法できるか
はい!!!! ぼくもカント先生に質問があります!
"効果があるなら着用する"は、条件付きだから、それはカント先生的には道徳的に正しいとは言い切れない。ということは、逆に普遍的法則として立法化することは論理的に可能なの・・?
カント先生に聞いてみました。
なんと、三段論法で答えてきました!!!
しかも道徳的な行為と、他者を目的として扱う、2つの点から。
カントが個人的の道徳を大切にすること、他者を目的とすることを重要視してること、三段論法を好む、ということを完全に理解してますね、、、
「他人の命を守るためにマスクを着用しましょう」の正体
コロナ禍の日本で、「大切な人の命を守るためマスクを着用しましょう」系のスローガンが、インフルエンサーから発せられたのを覚えているでしょう。
つまりこれ系のスローガンって、カントの道徳的行為に基づいて設計されてたんですね、、、
ちなみにミル先生だと、
功利主義だと全体最適の視点なので、なかなか個人のメリットを訴えかけるメッセージにはなりにくそうです。
なぜ道徳的なアプローチが優先されたのか
GPT-4先生は、次のように分析しています。
集団主義の日本社会では、道徳や連帯感に訴えるのが効果的、と。なかなか驚きましたね、、、
では、ミルなど功利主義による全体最適はどうなってるかというと、
学校や職場でマスク着用が推進され、全体最適が進んだことで、個々人もその価値を実感するようになり、全体が啓発されたと。
2023年3月中旬から「マスクを外そうキャンペーン」が始まったのにマスクを外さない人が多いのは、効果を実感したからなのかもしれません。
まず市民の道徳に訴え、だんだんと効果が実感されるだろうという読みで政策が立てられてたのであるとしたら、それはかなりの成功と言えそうです。
終わりに
哲学の専門からは雑なことしやがって!とお叱りを受けそうですが、特別なプロンプト(命令)はしてないです。しなくても、これぐらいの返却をするという素直な驚きを伝えたかっただけなのでご容赦ください。
これ、専門家でもやりたかった遊びでしょ!!
なお、この記事のタイトルとキャッチはGPT-4先生に考えていただきました。
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