キャンドルのある暮らし。
初めてキャンドルを買ってみた。
ずっとやってみたかったことの一つ。
生活にアロマキャンドルを取り入れること。
でも、どこのお店のものがいいかとか、香りとかちっともわからず。
なかなか実行できずに長年バケットリストの中で燻っていた。
先日、広告でたまたまシティキャンドルというものを見つけて、見るほどに欲しくなり。
緊急事態宣言が出る直前、お店に出かけて早速手に入れてきた。
私が初めて買った記念すべきキャンドルは、ディプティックというフランスの老舗メーカーさんのもの。
その中でも私が興味を持ったのは、シティキャンドルという種類。
世界各国いろんな都市のイメージで香りが作られている。
ほかの商品と違ってちょっと特別なのは、その国でしか売られていないこと。
ディプティックのお店自体はいろんな国にあるけれど、各都市のキャンドルは実際にその国まで行かないと本来は買えないらしい。
だけど、今回東京を含めた9都市が国内で期間限定販売されていた。
旅行に行けない今、ちょっとした海外気分を味わえそう。
ずっと興味があったのでこれを機会に生活に取り入れて見るのもいいかもしれない。
限定と聞くと、俄然今しかない!という気になっちゃう。
あと、その国限定とか大好きで弱い〜。
素敵なシティキャンドル ーたまには知らないお店に行こうー
9都市はパリ、ロンドン、ベルリン、東京、上海、香港、マイアミ、ビバリーヒルズ、ニューヨーク。
いろいろ気にはなるけど、やっぱり行ったことがあるところがいいな、と思い、真っ先にビバリーヒルズを選んだ。
本当はロサンゼルスがあったら最高だったんだけど。
都市として大きすぎるのか、名前が長すぎるのか。
ロサンゼルスの中の一角という、かなりピンポイントな設定になっている。
ビバリーヒルズって都市だったの?という疑問。
実を言うと、行ったことはあるとはいえ、高級住宅地に愛着があるわけではない。
でも、キャンドルはブルーのカップが爽やかで素敵。
香りは、レモンやライムの柑橘系。
ちょっと甘さもあって、なんとなく懐かしいお菓子を連想するような…
ロウが溶けたお砂糖に見えてきそうな…優しくて陽気な香りがする。
おひさまいっぱいの風景が浮ぶ。
よし、これにしよう。
決めたはいいものの、せっかくなのでほかの香りも試してみた。
ロンドンは、フラワーマーケットのイメージでとてもフローラル。
マイアミは、ビーチで南国風。かすかにバナナの香りがする。
ベルリンは、はちみつと菩提樹の香り。
コロナ対策で自由に手に取ることが叶わず、一個一個お店の人がつきっきりで案内してくれる。
香りのショッピングがこんなに楽しいものだなんて知らなかったよ、と言うくらいエスケープ感のある時間だった。
とてもいい気分転換になった。
たまには普段全然行かない分野のお店に行って、店員さんとお話ししてみるのも、思っている以上に新体験ができて楽しいことに気がついた。
香りで楽しむ読書。
ところで、見逃せなかったのがニューヨークの香り。
グレートギャツビー…!!!
香りを嗅いだ瞬間、頭にガツンと閃いたのは、なぜか文学作品の名前だった。
そんなこと、今までになかったので自分でもとても驚いた。
映画で見たニューヨークの夜の喧騒がさあっと脳裏に閃いた。
ベチバー、シダーウッド、パチュリ。
とにかくすごく大人っぽい香りがする…!
ニューヨークといえば、いろんな人種が支え合って生きてる街、みたいなハートフルなイメージがあるし、実際、そういう作品も多いけど。
これは全然、そういう明るいニューヨークの香りじゃない。
説明文を見ると、イージースピーク(隠れ酒場)の黄金時代と夜のニューヨークと書いてあって…
まさに!
1920〜30年代ゴールデンエイジのニューヨークを舞台にしたスコット・フィッツジェラルド作、グレートギャツビーの世界にぴったり当てはまる。
調合師さん、すごい。拍手を贈りたい。
この香りが好き!とかって言うより、もはや
これに火を灯してギャツビーを読んだら最高だろうな…
ということしか頭に浮かばなくなってしまった。
もちろん、香りは香りで素敵なんだけど。
映画も、本も大好き作品なんだよね。
どこにも遊びに行けないし、いっか!
結局、2都市購入しました。
読書体験と香りの関連性なんて、今まで考えたこともなかったけど。
この本にはこの香りって、イメージしながら選んだり、使い分けたりして、読書中のお供にするのも良さそう。
早速、キャンドルを灯して、久々にグレートギャツビーの本を開いてみるという、我ながら物好きなことをやってみたわけだけど。
どこにも行けないどころか、1920年代ニューヨークまで飛べてしまう勢いで、のめりこめたので。
香りと本の組み合わせ、最高だと思う。
火の灯りがとても落ち着く。
アロマキャンドルは香りはもちろんなんだけど、火のゆらめきにも、ものすごく癒される。
思っていた以上にとても心地よい。
ずっと見つめていても飽きない。
ランプの光ともちょっと違う。
瞑想効果もあるなんて聞いていたけど、本当にありそう。
夜9時以降は白い灯りはなるべく消すように心がけているのだけど、その習慣化も助けてくれそうだ。
香りを発するアイテムはいろいろあるけど、キャンドルにしてよかったかもしれない。
くれぐれも火事には気をつけつつ、キャンドル生活を楽しもう。
すずらんの偶然
5月は母の日。
かつ、母の誕生日。
ということで、せっかくなので一緒にプレゼントも買うことにした。
シティキャンドルではなくて定番商品の中から、すずらんの香りのミュゲというキャンドル選んでみた。
たくさん種類があって、店員さんに手伝ってもらいながら迷いに迷い、ようやく決めた。主張しすぎない優しい香り。
遠方に住んでいるので、郵便で送り、5月1日に届いたよ〜と喜びの報告があった。
気に入ってくれてよかったよかった。
実は後から知ったのだけど、偶然にも、5月1日はすずらんの日らしい。
フランスではしっかり根付いてる記念日なのだそうだ。
たまたまディプティックからメルマガが届いて知った。
すずらんの香りを贈りましょう〜ってきてたんだけど。
贈ったばかりじゃん〜と思いながら読んでみると、ちょっとおもしろい。
この記念日の始まりは、フランス王シャルル9世が母親のカトリーヌ・ド・メディチにすずらんの花を贈ったことにあるんだって…
5月1日にすずらんの花を母親に贈る。
私、シャルル9世の生まれ変わりかもしれない。
なーんて笑
キャンドルのあるおうち時間。
楽しもうと思います。
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