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私が社会人になって学んだこと。

何ヶ月も前に書いた記事なのに、最近、謎によく見られている記事がある。
今日もいつも間にかスキが一個増えていた。
たぶん、最初は7つくらいしかハートがなかったのにいつの間にか倍になっていた。

たまにみられる記事はいくつかあるものの。
ちょっと注目したくなる伸びだな、と思う。
ごく最近書いた記事より、アクセス数が多い。

書いた時は、きっと役に立つぞーって張り切って書いたんだけれど。
その時はアップしても他の記事に比べて特段大きな反響はなく。
こんなものかーと落胆した記憶。

でも、ここ数ヶ月ほどずっとダッシュボードの上位にいる。
こういう記事の関心が高まっているのかな。


よく考えたら、新年度や就職活動が始まる時期だもんね。
自分が社会人一年目の時のことを考えると、新生活に飛び込むことや、進路を考えることって、未知なことが多くて不安がいっぱいだったな、と思う。

ので。

今日は新社会人の皆様に向けて、私の社会人になって学んだことを書いてみよう。
役に立つかはわからないけど、誰かの参考になったら嬉しいです。



1.元気よく挨拶をしよう!

 わざわざ改めて書くようなことかな?って、思うかもしれません。
義務教育から、高校、大学を経るまでに、そんな当たり前のこと何度も知らされてきたよ!そんなことかよ!とIphoneを放り投げたくなっているかも。

 でも、意外と会社に入ると、これができない人ってたくさんいるんですよね。

朝は眠いんだもん、
私は低血圧なんだもん、
だから話しかけないでよ…みたいな。

朝から機嫌悪いですオーラを振りまく人を結構みてきました。
みている側からして、かなり印象が悪いです。

個人的に、挨拶ができない人とは付き合いたくありません。

ともに仕事をするにあたって、これはとても基本的なことだからです。
しかも、何の技術もいらない。
やるかやらないかの、ごくシンプルなことです。

 小さい子どもで、挨拶をしたがらない子がいます。
ある本では、そういう子の心理には、プライドがとても高く、自分が下手に出るのが嫌だ!挨拶することは隷属する行為だ!という気持ちが隠れているといいます。

それを大人で、新人がやるって。


ものすごく子ども染みているし、生意気に映ると思いませんか。


 これはアルバイト時代の話ですが、会社の文化に先手挨拶というものがありました。知らない人には、自分から自己紹介しに行く!というものです。
アルバイトだろうが、役職が上の人だろうが、このルールは変わりません。だから、誰でも、初めて会う人にはすぐに挨拶をしにいきます。
向こうからされたら負けだと思え!というくらいに徹底されていました。


 社内を出入りしている人に、いつも見かけない人がいる…とか、まだ話したことないけど、そのうち誰だかわかるだろう…みたいな謎な人物がいることはありませんか。

そういう人には積極的に自分から挨拶をしにいきましょう。
社風やその場の雰囲気にもよると思いますが、自分から挨拶されて、嫌な気持ちになる人はいないと思います。
自己紹介を通して、所属とか、役回りとか、仕事のこととか、みているだけだとわからない情報を教えてくれるかもしれません。
そうすると、会社の仕組みを早く理解するのにも役立ちます。


 入社したばかりの新人は、覚えることも多いし、慣れなければならないこともたくさんあります。中には器用な人もいるけれど、ほとんどが即戦力として動けるわけではありません。
そこを先輩たちは、自分の業務と並行して、教えたり、サポートしたり、ミスをカバーしたりしてくれるわけです。

 そんな初期段階で最低限できることは、礼節を弁えることです。
おはようございます!と元気よく挨拶をすることで、得することはあっても、損することはありません。

積極的に挨拶をしましょう。


2. 完璧を目指すのではなく、得意分野を見つけよう!

 一緒に入社する同期は心強い存在です。
相談したり、不安を吐露したり、一緒に成長できる仲間みたいな、心強い関係になると思います。
でも、よくある悩みとして高確率で出てくるのが、比べられるのを恐れることです。

 私よりあの子の方ができる。
学歴もいい。頭良さそう。みんなすごそう。
さっき先輩に褒められてた。

それに比べて私は…


と落胆して焦ることが私もよくありました。
劣等感を抱えやすいタイプでした。


でも、ハッキリ言って、比べることは無意味です。

経験してきたことも、考え方も、得意とすることも違います。成長過程に違いが出てくるのは当たり前です。
他人がどれくらいできるかなんて、気にしなくていいです。
また、同じようにできるようになることを目指すのもやめましょう。
あなたは頑張っても、その人にはなれません。

 劣等感が襲ってきた時にやるべきことは、自分の内側に目を向けることです。
あらゆるタスクの中で、自分が一番自信を持ってやれることは何かなって、考える事。
学生時代はどの科目も満遍なくできることが求められました。でも仕事はオール5を目指さなくてもいいと私は思っています。


会議進行が得意な人、エクセルが得意な人、企画が得意な人、プレゼンが得意な人、いろいろいます。
そういう人が補い合って、助けあってこそのチームではないでしょうか。

もちろん、苦手分野を意識して克服しようとすることは大切です。
だけど、それ以上に得意分野を意識することも大事。
これに関してはあの人がエキスパートだから任せよう!と言ってもらえるような分野を、些細なことでもいいから一つ持つことを目指す。
器用貧乏より、こっちの方が大切です。
そのためには、他人と比べて、他人を軸にするのをやめることが必要不可欠です。

誰よりも元気良く挨拶する!でもいいです。

そういうものを持つと自分の中に芯が一本通って、自信につながります。
気持ちも前向きになります。

他の人ができることを賞賛しつつ、自分は自分の得意分野を見つけて。
私は私。

そこで勝負していきましょう。




3. 自分ごととして捉える。

 新入社員はこれが一番難しいです。
後輩が入ってくるまでのはじめの一年は、どこか部外者意識が拭えないような気がします。
これは自分もそうだったし、後輩を見てもそうでした。
本当の意味で、この会社の一員だ!という気持ちになかなかなれません。
そういうものなんだと思います。


 期待して入ったのに、なんでこんなおしえ方しかできないの?
 なんでこんな運営の仕方なの?
 先輩は何であんなこと言うの?

 はじめは礼儀正しくしていても、外から入ってきて、客観的に会社を見れる分、不満が出てくることがあります。
いろんなことを理不尽に感じることもあるでしょう。



だけど、入社一年目というのは、その会社の全体の一側面しか見えていません。不満に思うことの背景、原因、先輩が抱えているものも見えてはいません。


そういう背景が本当にわかる様になって自覚が芽生え始めるのは、自分に後輩できた時だと思います。
レクチャーする側になってわかること。

とりあえず三年間は務めよう!という意見は私は好きではありませんし、合わなければ方向転換して辞めるのもありだと思いますが、一つ確かに言えることは、1年目と2年目で、見える景色は違います。
学べることの幅も違います。

ここが変だよ、私の会社!という視点は、持っていていいです。
むしろ、不満点を見過ごさない外部からの視点は会社にとってもプラスだと思います。

けれども、どうして改善してくれないの!ありえないじゃん!と、ただただ文句をいうのは少し違う。

とてもむずかしいことですが、会社の一員になるからには不満も自分ごととして捉えて、どうしたら良くできるかな?と、改善すべき問題として捉える視点持てるようになると素晴らしいと思います。


それから情報は自分から取りにいくこと。
これも自分ごととして捉えることの一歩です。


まだこれは習っていないから、わからなくてOK!

と、社内でかわされる会話の中の、わからない言葉を放置してはいませんか。

会議の内容が聞いててちっともわからないけど、新人だから…
とりあえず聞いておけばいいよな…

と、ぼうっと聞いていること。


私は結構ありました。
そのうちおしえてもらるんだろうな〜って。
教科書の中の先のページみたいに。
今習っているのはそこじゃないからいいよね、みたいな、意識。


でも、何でも受け身でいたら、成長機会を間違いなく逃します。
成長スピードも鈍ります。

知っておいたほうが良さそうなこと、知っておくべきこと、知らないこと。
アンテナを貼りましょう。


ある業務を任されているけど、その中のこの部分については知らない。
でも、教わってないからいいよね?
何かあっても私の責任にはならないよね?


先輩からするとおしえていないにしても、気づいているなら、わからないならどうして聞かないの?と無責任に映ることがあります。
情報は自分で取りに行く勢いで、積極的に質問しましょう。

ただ聞くだけじゃなくて、自分で考えた仮説を交えて、こういうことでしょうか?と聞くのも好印象です。


会社のためにそこまで尽くす必要ないのでは?と思うこともあるかもしれません。
私も理不尽に対してよく怒っていました。

でも、今になって思えば、結局全部、会社のためじゃなくて、自分の成長のためになったように感じています。




4.目標設定と振り返りをする。

 新入社員だった頃、先輩にしょっちゅう言われていたのは、目標設定と振り返りをすることでした。

毎日、今日は何を頑張るんですか?と聞かれ、1日が終わったあと、今日の失敗は何で、それを改善するためにどう行動をとるのか考えるように言われました。
時にはいつまでに改善するのかを聞かれることも。

正直ものすごくしんどかったです。
残業もとても多い会社だったから、12時間以上働いていて、帰宅後に反省会まで強要するのかよ…と、うんざりしていました。
今度は先輩の立場になって、後輩に目標設定を促す番になると、目標なんてない、正直毎回聞かれるのがしんどいと言われました。

だよねー、って感じ笑

そうなんです。
毎日繰り返される同じ日々で、目標を設定して意識高く行動し、日々改善を図るのって、ものすごく大変なことなんですよね。

毎日の目標も日数が経過するごとに、ありきたりなものになっていくし、振り返りも、ヘトヘトで頭が働きません。

ましてや、私が考えている振り返り作業のイメージは、全部ノートなんかに日記みたいに文字に起こしてやるというものだったので、疲れてやる気も湧きませんでした。
慣れていない作業は場数が必要で、時間が解決してくれる!と思っていました。
もちろん、そういう側面もある。

でも、こういう意識をしないと、同じ失敗を繰り返します。
だんだん、失敗も許されなくなっていきます。
許されないと肩身も狭くなる。
狭くなると自信も喪失します。
いっぱいいっぱいで、悪循環。


 けれどもある日、先輩にどういうふうに振り返りをしていたか聞いてみたら、とても簡単で驚きました。

頭の中で、今日うまく行かなかったことを振り返って、原因を何となく掴んで、次はこうしてみようかな〜って帰り道に考えるだけだよ、という答えだったからです。

別にかしこまって、書き出したりしてやる必要はなかったんですよね。
目標も次はこうしようかな!くらいでOK。
要領の問題だ。


そういうことだったら、無意識にもやっていたかも、と思いました。
けれども、意識的にやるのと、無意識にやるのとでは、ちょっと学びが違うような気もする。

私を含め、誰もが一杯一杯になって、ネガティブにしか捉えることができなくなっていたけど、本来はとてもポジティブなサイクルなのです。

毎日同じだから目標設定がむずかしいのではなくて、毎日同じだからこそ、メリハリをつけるために目標設定が必要なんですね。

今日はこんなこと頑張ろうかなっていう新鮮さを保つこと。
それに対する成果を実感すること。
そんなポジティブなタスクとして捉えられるようになるとゴールです。


そうやって、小さな発見を一つ一つ積み重ねて、PDCAを回し、仕事が効率よくできるようになっていく。

 小さな振り返りと目標設定の習慣がつくと、大きなプロジェクトにも応用が効くようになってくるように思います。
ようは考える訓練です。

なんかよくわからないけど、失敗しちゃったー!とか、何が悪かったのかわかんないけど、まあなんとかなったしいいや!だと、自分のためになりません。

反省会じゃなくて、日々の成果を噛み締めること。成長のためには効果的です。





とっても長くなってしまったけど、いかがでしたでしょうか。
いろいろお説教みたいなことを偉そうに書いたけれど。
私はすぐに泣きべそをかくようなポンコツ新人でした。

こんな私でも何とか生きてるので、今不安な人もきっと何とかなります。
どんなことも苦労した分、きっと得るものはあります。
どこにでも当てはまることではないかもしれないけど、ささやかながら参考になることがあったら幸いです。


会社に入ると期待もあれば、不安なこともあると思います。

ちゃんと仕事ができるか、周りの人とうまくやれるか、社風に合うか。

考えることがたくさんありますよね。

でも、みんな通ってきた道だから、大丈夫です。無理をしすぎず、マイペースで進みましょう〜。




最後の最後におまけでお勧めしたいのは、やっぱり本を読むことですね。
新社会人に有用な本はたくさんあります。
社会人一年目の教科書という本がお勧めです。
きっと古本屋さんにもあるので、気軽に読めます。手に取ってみるのもいいかも。


世の中の大抵の悩み事は、誰かがすでに体験してきたものです。
そして、先人はみんな、そういうものに悩みながらも対処してきました。
ご丁寧に学びを書籍化してくれているわけですから…自分の体験を通して一つ一つ学びとっていくことも大事なことだけど、対処法や、心得、解決策のカンニングもできちゃうのを知っておくのも大事なことだと思います。
テストやレポートはカンニングもコピペもダメだけど、ビジネススキルは盗み取り放題です⭐︎時には本に頼ってみるのもいいかもしれません。





読んでくれてありがとうございました。

これを読んでくれた皆様の新生活が実りあるものになりますように。

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