子どもに上手に目標設定させる方法って?【3/365】
2021年も早3日目となりました。亀谷家の長男です。
「家族とのコミュニケーションを増やす」を目的に、母親とnoteでコラボブログの更新を行っております。
この取り組みをやり始めて3日目ですが、毎日更新をするネタを考えないといけないので、自分の過去を振り返って、
この時どうだった?
あの時どうだった?
と、母親にLINEで質問をする回数が増えました。
過去を振り返ることで思い出す家族への感謝もありますし、自分のルーツを振り返ることで理解できる自分のことも多いので、始めてみて良かったなぁと思っています。
残り362日頑張ります!
亀谷家の「目標設定」の仕方ついて
本当は自分の今年の目標を書こうと思っていたのですが、このnoteのトンマナとズレるなぁと思い、亀谷家の「目標設定の仕方」について書こうと思います。
亀谷家では、私の記憶にある範囲で、親に進路を決められたり、これをやりなさいと言われたことがありません。上手に上手に母親に転がされて、今ここにいるんです。
今日はその経緯を書いてみようと思います。
今、これをまとめていて、これが上手なマネージメントか!と何十年も過ぎてから一人で関心しました(笑)
こういう当人が気づかぬところで成長させてくれる上司になりたいものです。
実は志望する大学が小学生の時には決まっていた!?
私は、大学は早稲田大学の文学部に進学したのですが、この進路、実は小学生の時には既に決まっていたんです。
決まっていたんですって書くと決められていたように見えますが、私が確かに決めました。あれは、小学校のお正月だったと思います。
うちの母親は本が好きなもので、小さい頃から本に囲まれて過ごしていました。その影響で、私も小さい頃から本を読むのが普通で、
「本が好きだから大きくなったら作家になる」
と言っていました。ケーキが好きだからケーキ屋さんになるくらいの軽い感じです。
我が家では、正月は家族でニューイヤーマラソンと箱根駅伝を見るのですが、私が小学校の頃は早稲田駅伝全盛期。瀬古監督が率いて、櫛部とか渡辺とか花田とかスター選手が数々のドラマを作っていました。
そんな新年の家族団らんの中、その年もみんなで箱根駅伝を見ていて、早稲田がトップを走っていました。
そんな中、テレビを見ながら母が私に「せい君は、読書も好きだし、駅伝も好きだし、早稲田に行けば?早稲田文学有名だし、寺山修司も早稲田出身だし。いいんじゃない?」って言ったんです。
早稲田が何かも全く分かっていなかった私は、「じゃ、早稲田にする!」と良く分からずに答えていました。それで全く何も分からない小学生の私は、早稲田の文学部に行くことを決めたのです。
これだけ読むと、しっかりした母としっかりした子どものストーリーみたいに見えますが、そんなことはありません。
別の回で書きますが、私は中高荒れまくり、学校サボりまくって、何度も親は学校に呼び出され、成績もひどい状況だったのですが、この日、この会話をしていたおかげで、無事に大学は現役で合格できました。
早いうちの目標設定は身を助ける。
少し昔話に脱線してしまったのですが、この一連の流れが大事なんだなぁと今思い返すと思うんです。
興味に応じた情報を上手に与えて、何もわかっていないうちに目標決めさせ、その決めた目標に向けての補助をする。
これが上手にできるのが最高のマネージャーであり、最高の子育てなんだと思います。
私が何故、中高時代に荒れまくって、成績が下の下にいたにも関わらず、大学だけはちゃんと受かったかというと、小学校のころには、その難易度も理解せずに「早稲田大学の文学部に行く」と自分で決めていたからです。
だから、中学校に入学する頃には大学受験が意識できていて、早稲田大学の文学部がどんなところかを調べており、試験科目は「英語・国語・小論文」しかないことを理解していたから、安心して中高生活を荒れたまま過ごしていました。
中学入学したくらいの時には、既に自分の大学受験に必要な科目は「英語・国語・小論文」しかない。ラッキーくらいに考えていた気がします(笑)
親は子どもが気づかぬところで、子どもを難易度の高い方へと誘導すべし
親と子の関係性って面白いなぁと思うのは、どんなに行き先が分からなくても、意外と子どもは親に導かれる方向へ親を信じてついていってしまいます。
今回の話でいくと、私にとって、早稲田がどこかはどうでも良くて、母親が良いって言っているからそこに行こう。くらいの選択基準でした。
ただ、この選択がもっと後だと、現実を知り自分の能力では無理だと諦めていたかもしれません。
小学校くらいの時期までは、信頼関係さえできていれば、親の言うことが全てなので、ちょっとずつ子どもの人生をハードルートに進めさせておくのは良いことなんだと思います。
ただ注意としては、無理やりやってはいけません。それをやると信頼関係も崩れますし、そのルート自体の可能性を狭めてしまいます。
あくまでちょっとずつ、あくまで自然に調整してあげましょう。
大人になってから思うことですが、苦しいことは小さいころに体験して、大人になったら普通のことだと思えるようになっておきたいものです。
私はあの日の母とのお正月の会話に、今でも感謝しています。
それでは、また明日!
▼前回の話はこちらから▼
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