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深く思考する練習をしよう【445/500】

株式会社はこの亀谷です。

気付くと2022年も4月に突入!会社も第7期の最終Qを迎えました。

業界の変化や国内外の情勢に翻弄される状況が続いておりますが、焦らずに自分の考える良き方向に進んでいきたいと思います。

さて、本日は

「深く思考する練習をしよう!」

というテーマで一本書いておこうと思います。

仕事ができる人だったり、頭が良い人って、そこまで考えるんだというほど先の先までシミュレーションして、深くまで物事を考えています。

将棋の世界がイメージしやすいかもしれませんが、強い人になればなるほど、盤面を先の先まで読みつくします。

ただ、この思考の海に潜っていくのって、あまりなじみのない人にはなかなか難しくないですか?

仕事の基礎力とも言える「この思考を深める作業」は、誰でもできるものですが、実はちょっとした日々の練習が必要なんです。

今日はそれを考えてみたいと思います。

脳は出来る限り楽をしたい

そもそも脳というのは「楽をしたい」「怠けたい」と思いながら動いています。

人間の1日の消費カロリーの約20~25%は脳が消費していると言われるくらい、脳は大量のエネルギーを消費しながら、五感から入ってくる刺激を処理しつつ、思考を回してくれています。

だから出来る限りパターン化できるものはパターン化し、考えなくても良い状況を作る性質があります。

また本能的にも、変化することを嫌います。

安全な場所から出ていくことは危険を伴う行為です。

だから、脳は、「今のままで良いのであれば、わざわざ新しいことをする必要がない。」という判断をして新しいことを嫌います。

深く思考するためには、そもそもこの脳の本能に抗うことを体に覚えさせなくてはなりません。

深く思考するとはどういう状態か?

次に深く思考するとはどういう状態かについて考えてみます。

あくまで私の理解ですが、多くの情報を取り込み、ひとつずつの情報を言語化して理解しながら、仮説を元に情報を紐づけていく作業が深く考えることだと思います。

つまり、まずは深く思考するためには「情報」が必要です。

情報収集は日常的に行う習慣をつけないといけません。

いきなり情報を詰め込もうとしても、脳に拒否されてしまいます。

その上で、各情報を言語化しながら整理して、自分なりに理解します。

ここまでの情報の整理が最低限行われた上で、各情報を自分なりの仮説に落とし込んだときに、どう変化するかを思いつく限り検証し、実際に実行する動作をひとつ選択します。

これが深く考えるで起きている動作です。

深く考えるためにやるべきこと

そう考えると、深く考えるのが苦手な人は、2つのことに気を付けないといけません。

①情報は足りているのか
②検証すべき仮説を考えられているのか

です。あとは①と②の量をどれだけこなすかが深さになってきます。

「普段から情報を集めておく」ことは、習慣化することで改善できます。

本を読む、ニュースを読む、人から話を聞く、実践で学ぶ

くらいしかやれることはないので、普段の生活にこれらを入れ込みます。

「検証すべき仮説を考えられるかどうか」も、情報量が増えてくれば自動的に疑問が増えてくるはずです。

「あれとこれは何でつながらないのか」とか、「この情報を使ったらこうなるんじゃないのか」が自然に湧き出します。

そのちょっとした疑問を大切にして、きちんと検討をすることです。

小さいころって、何を見ても、何を聞いても、「何で?」「何で?」ってなりませんでしたか?

ただ大人になると、当たり前が増えて、脳に負担がかかる「何で?」を考えなくなってきます。

ここは意識的に自分の脳を調教するイメージで、「何で?」を考える習慣を積み重ねてみてください。

考える作業は仕事にとって体力みたいなもの

考える作業は仕事にとっての体力みたいなものです。

深く思考する練習は、スポーツで言えばランニングみたいなものだと思います。

慣れないうちは、仕事から始める必要はなくて、自分が好きなことを深堀りすることから始めてみてください。

オタク的に何かを行うことは、思考を深める良い練習になります。

好きなことでも情報を集め、追及していると、次第に深く思考する型が身についてきます。

あとはそれを仕事など他のことに応用すれば良いだけです。

脳のサボり癖は、歳をとればとるほどひどくなっていきます。

出来るだけ若いうちから、この深く思考する癖を身に付けておくだけで、将来の伸びしろが全く違ってくると思うので、是非意識してやってみてください。

それでは、4月も頑張りましょう!


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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ