古い家に住んでいた記憶【35/365】
「家族とのコミュニケーションを増やす」を目的に、母親と今までの人生を振り返るブログを投稿しています。このnoteは、ライター 長男 / イラスト 母 / 各種ディレクション 妹で運営しております。
少し時間があるので、今日も気分転換に1本noteを更新しておきます。
私の実家は、私が20歳の時に築100年を迎えるくらい古い農家でした。
私が家を出ている間に、台風で瓦を飛ばされてしまい、再度瓦を吹き替えたらその重さで家が傾いてしまったということで、今はだいぶんモダンな内装になっていますが、昔は昔の農家な感じをしっかり残していました。
今日は、そんな実家の話をちょろっと書いておきます。
自分が住んでいたころは、これが普通なので何も不思議に思いませんでしたが、いろいろと今はなき昔からの文化が残っていたんだなぁと、今思い返すと思います。
冬は石油ストーブに掘りごたつ
あまり友達の家に遊びに行っても見かけなかったのが、この掘りごたつ。
中には練炭を入れているのですが、小さいころこたつの中で遊んでいて、死んじゃうからやめなさいと怒られた覚えがあります。
個人的にはあの練炭のにおいが冬を感じさせてくれて好きだったのですが、いつ頃からか中の練炭の部分が、電気になっていました。
あと冬場は石油ストーブもおいてあって、よく石油ストーブの上で餅を焼いたりしていました。
石油ストーブも夜中に石油がなくなると、外に石油を入れにいかないといけなくてとても不便なんですが、あの石油のにおいも冬を感じさせてくれて、あれはあれでよかったなぁと思っています。
こう考えると、昔に比べて今の暖房器具って、風情がありませんね。ただ機械的に温められている感じになっているので、せっかくだからもう少し冬を楽しむ機能を再度見直しても良いのでしょうか?
とこれを書いていると思えてきます。
祖母の実家には足でつく餅つき機があった
我が実家は我が実家で古かったのですが、祖母の実家はさらに古くて骨董品がたくさんありました。
私が小さいことは、まだお風呂も五右衛門風呂でしたし、かまどでご飯を炊いていたと思います。
さらにこれも中学校か高校になって、博物館で見つけてびっくりしたのが、今回のイラストの餅つき機です。※写真はむなかた電子博物館より
ずっとうちの実家ではこれだったので、餅つきはこれが普通だと思っていたのですが、もう日本にはほとんどないみたいですね。
今ネットで調べてもほとんど出てきません。どうも台唐(だいがら)って名前のようです。
この馬の背の部分にみんなで乗って、脚で杵を蹴って餅をついていました。
いつか餅をこねる側をやりたいなぁと思っていたのですが、まだ未だにこねる側はやったことがありません。次に餅つきやるのはいつになるんでしょうか?
まぁ、ちょっと思い出すだけでも、今と昔とではだいぶん日本の様式も変わってしまっているものですね。
普段接する文化的な変化ももちろんありますが、こういう日本ならではの生活も小さい子には体験させてあげられるとよいなぁ。なんて子どものいない私が勝手なことを感じて、今日は終わりにしようと思います。
それでは、皆様、良い週末を!
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