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人が理解しやすいとは何なのか?【439/500】
さて、とりあえず3日坊主は乗り越えて、5日目に突入しました。株式会社はこの亀谷です。
昨日から、本の全文公開というコンテンツを手に入れたので、内容を考えずにそちらに逃げてしまいそうですが、出来る限り何かを考えて書きます。
誰かのためになるかもしれませんし、今の段階ではならないかもしれませんが、将来は誰かのためになることが書けるようになる前段階として諦めずに続けます。
今日は「人が理解しやすいとは何なのか?」です。
理解しやすい文章を書け、理解しやすい資料を作れってどういうことなのかを考えてみましょう。
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よく「わかりやすい文章を書け。」とか「分かりやすい資料を作って」とか言われますが、そもそも「分かりやすい●●」って何なんでしょうか?
言っている相手に、「すみません、わかりやすい●●ってどういうことですか?」と真面目に質問すると、火に油を注ぐ可能性が高いので、今日は私が今考えている「わかりやすい」についてまとめておきます。
あくまで私の個人的な理解ですので、当てはまるかどうかはご判断ください。
まずは脳の仕組みを理解する
わかりやすいを定義するために、まずは脳と理解の仕組みを確認してみましょう。
脳は外界からの刺激を受けると、認知して、理解して、思考します。
もう少し細かく書くと、外界からの刺激を受けると、その刺激が脳に届き、その刺激を理解し、それが何なのかを記憶と照合して、さらに理解し、その情報について思考しはじめます。
その関係はパソコンとよく似ていて、キーボードで入力された情報を、CPUとメモリとで処理しながら、長期的に必要な情報はハードディスクに保管するようなイメージです。
情報機関で一番遅いのはハードディスクなので、ここにアクセスするのには時間がかかります。
そのため、パソコンは基本CPUとメモリとの間で情報を回しながらタスクをこなしていきます。
脳も同様な動きをしていて、若いうちは脳の情報伝達スピードが速いので、記憶を使いながら思考を回すことができます。
ただし歳をとると脳の記憶力が低下してきますので、記憶を探していては満足に回転しません。
そこで人は年齢を経るにしたがって、経験により脳のCPUの演算能力とメモリの増設が行われ、ある程度記憶に頼らずとも思考することができるようになっていきます。
相手の脳の作業効率を最適化することを目指す
分かりやすいという状態は、ある意味、綺麗なソースコードに似たようなものだと想定されます。
極力、CPUの演算処理能力を使わず、メモリやハードディスクへのアクセス負荷がかからない状態で理解できるのが「わかりやすい」です。
「これ凄くない?」「マジで凄い!」
みたいな薄い会話もハードディスクへのアクセスが極力防がれていて、かつコミュニケーションが成り立っているので、非常に省エネかつ効率的な会話と言えるのでしょう。
同じ業界の人たちが話をすると話が通じやすいというのも、共通言語があらかじめ規定されているため、記憶のハードディスクから情報をひっぱり出しながら話さなくても、CPUとメモリで理解が進むので同様です。
そう考えると相手の脳のスペック、普段取り扱っている情報、こちらから与えるルールによって、分かりやすいが変化することが分かってきます。
相手の脳のスペックが高ければ高負荷なプログラムを走らせてもワークしますし、よく動かしているプログラムと似たプログラムであれば軽快に動作する可能性が上がってきます。
コミュニケーションであれば、相手に上手くルール付けしてあげれば、あなたの話がすんなり入るようにできるかもしれません。
わかりやすいを制するためには相手を理解する
つまり「わかりやすい」に一般解はなくて、相手によって変化するということです。
相手によって変化することが分かったのであれば、相手への理解が「わかりやすい」への第一歩になります。
そのことを考えてみると「わかりやすい●●」への道のりは分かりやすくなります。
まぁ、ただ実はここまでわかっても「わかりやすい」は奥が深いので難しいのですが、それはまたの機会に書こうと思います。
それでは、今日も一日頑張りましょう!
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