40歳を過ぎてからの読書の効力について考える【260/300】
さて、本日は「40歳を過ぎてからの読書の効力」について考えておこうと思います。
時間が過ぎると経験や知識の量が変わるので、たとえ同じ本だとしても、読んだ時の役に立ち方が変わってきます。
「読書」は、著者の経験を安価に追体験させてくれる、新しい知識をくれる良いものだ。
以上に、その効力を知っておくと読書の在り方は変わっていくのかなぁと思います。
本を読み、無意識の作業を言語化する
最近、ビジネス書を読んでいて思うのは、ビジネス書に書いてあるほとんどのことは、既に意外とやっているなぁということです。
もちろんやっていないこと、知らなかったことも多いのですが、約20年も働いていると、若いころよりも圧倒的に既にやっていること、知っていることの方が増えました。
ただここからが面白いところで、それならビジネス書なんて読まなくても良いじゃない?とはならないんです。
最近の読書は、自分の中で「無意識でやっていた作業」を言語化するのにとても役に立っています。
日々の業務の中、効率を考えて「無意識でやっていた」だけのことが、「読書」を通じて言語化され、意味を理解することで、自分の中で具体的にノウハウとして昇華させることができるのです。
ビジネス書を読み、言語化が進み、仕事の解像度が上がって、次のやるべきことが理解できるようになる。
これが最近の「読書」の効果だと思っています。
年齢とともに「読書」との付き合い方が変わってくる
若い頃の「読書」は、自分の知らない世界を教えてくれる発見の多いものでした。
ただ大人になってくると経験や知識もついてきますし、自分が生きる世界も固定されてきます。
固定化された世界観の中、知識を得る、追体験させてくれるという点だけでは「読書」に意味を感じられず、「読書」をしなくなる人が多くなるのかもしれません。
しかし、大人になってからの「読書」は、そういうものではありません。
著者の経験から言語化された言葉を通じて、自分自身がやっていることの解像度を上げてくれるものになってきます。
人間は分かっているようで、意外と自分のことが分かっていません。
だから迷うし、悩みます。
「読書」を習慣づけて、自分への理解を進めておくことは、この迷いや悩みに自分で答えを出す力をくれるので、とてもオススメです。
忙しい中でも是非時間を見つけて、いろいろな本を読んでみてください。
大人になってからの読書の方が、ある意味若い頃の読書よりも学びを多く得られるんだと思います。
それでは皆様、良い週末を。