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マネージャーの賞味期限について【462/500】

大雨で、またも週末の予定が吹っ飛びました。。。

仕方がないので仕事しているわけですが、天気まで休みをくれないとは、なんともブラックな世の中です。

さて、今日は、最近考える「マネージャーの賞味期限」について書きます。

ネット業界も通販業界もスキルの賞味期限が短い業界です。

今日の正解は明日の不正解。

そんなことが日々起きています。

そんな中、現場から離れてマネージメント職になるとどうなるのでしょうか?

自省も込めてにはなりますが、最近、自社や他社のマネージメント職の人を見ていて思う、マネージャーとしての心得みたいなものをまとめておきます。

結論としては「さぼった瞬間から老害化していく。」ということです。

それではご覧ください。

マネージャーとはどうあるべきか?

マネージャーのやるべきことは、もちろんマネージメントです。

チームを率いて目標の達成を目指します。

亀谷の考えるマネージャー像としては、

自分でやっても出来るけど、自分で全てをやっていたら時間と手数が足りなくなる。

今よりも品質を上げるために、チームを組成して役割ごとのスペシャリストを育てるか、集めるかすることで、量・質ともに個人の限界を超えにいく役割だと思っています。

今を理解し、現場を理解し、最悪は自分でやろうという覚悟を持ちつつも、チームを組成して、最大の結果を狙うためにマネージャーは存在すべきです。

ただ最近、現場で経験を積み、マネージャーへ昇格し、マネージャーとして経験を積む中で、現場経験を失い、残念ながら劣化しているひとをたまに見ます。

これは何で起きるのでしょうか?

マネージャーをやめる勇気を持てるのか?

マネージャーは現場を離れた時点で、「個人の実行力」から「チームの実行力」という評価に変わります。

これは言い換えれば「マネージメント力+個人の実行力」という言い方にも変えられます。

変化の早い業界にいると、現場を離れていると個人の実行力は時間とともに劣化していきます。

ほとんどの場合、作業レベルだと現場の人に抜かれます。

その状況の中でも理論と知識だけでマネージャーは価値を出していかなくてはなりません。

マネージャーになって劣化していく人の特徴としては、マネージメントに傾倒してしまい(もしくは、ポジションに甘え)、自分の知識の劣化に目をつぶるひとです。

この場合でもマネージメント能力が高ければある程度成り立ちますが、マネージメント能力が低い場合、知識の劣化は即“老害化”につながります。

今についていけなくなるとそのマネージャーのマネージメントの方向性は正しくない方向に向きます。

マネージャーという名の仲良しグループになっていたり、マネージャーが優秀なのではなく、ただただ現場が優秀という状況になり、マネージャーがそのチームの可能性を奪い取っているだけということも起きます。

どちらの結果にしろマネージャーが蓋をする形になり、組織としての成長は鈍化しますので、経営者はそこも踏まえた判断を迫られます。

マネージャーは自分の賞味期限を意識する必要がある。

伸びを失ったマネージャーは老害化し、組織を停滞させていきます。

経営者は人事異動などを駆使して、常に現場の声が分かり、組織のスピードを上げる人をマネージャーとしておかなければなりません。

マネージャーは自分の力量から賞味期限を意識し、劣化していく部分は勉強して補い、ポジションを落とさないために自分に必要なものを考える必要があります。

前の段落で、マネージャーの評価は「マネージメント力+個人の実行力」と書きましたが、マネージメント力はマネージメントするチャンスがないと伸びないので、老害化したマネージャーを置いていることは、その他の人がマネージメントを学ぶ機会まで損失します。

組織としてはマネージャーとプレイヤーの建付けを「降格」という位置づけにしないというのも一つの手です。

私の中でマネージャーとプレイヤーは立場の違いでしかありません。役割が違うだけで偉いか偉くないかとは指標が違います。

悔しさをバネに出来ることが前提にはなりますが、マネージャーを降りることで「個人の実行力」を底上げできると考えると、現場とマネージャーの行き来は、組織としても個人としても実はプラスに働きます。

この判断は歳をとるごとに難しくなっていきますが、この段階で現場に向き合えず、組織のせいにしてしまう人は、転職して、同等のポジションを得たとしても、結局は自分の賞味期限を短くするだけです。

その後も同様のことを繰り返し、立派な老害として成長していきます。

リベロのように動けるプレイングマネージャーを目指す

これが良いのかどうか、悪いのかどうかは分かりませんが、私としてはマネージャーはリベロであるべきだと思っています。

チームメンバーがいて、チームメンバーが強いところは任せ、チームメンバーが得意としていないところには降りていく。

もしくはチームメンバーだけでは工数が足りないところに降りていくです。

そうすることでマネージャーは現場感を失わずに、いろいろな方向性からチームの状況を観察することが出来ます。

もしチームの状況が良く、マネージメントに集中できる状況になれば、いつでもいけるように最新情報を徹底的に集めて、戻れなくなることを防ぎつつ、さらなるチームのレベルアップを考えます。

どんなに普段の準備を怠らなくても、現場を行っている人たちの方が今の作業に関しては詳しくなっていくので、分からないことは素直に聞けるように現場をリスペクトする気持ちも大切です。

大きな戦略を描きつつ、現場目線で戦術を組み立てて、良い意味でマネージャーと現場を行き来する。

この心積もりがあるだけで、マネージャーの賞味期限は伸びていくと思います。

役職は称号と違って与えられるものではありません。あくまでポジションですので、常に目線は自分のスキルにあて、自責の心をもって課せられた目標達成を考えていきたいものですね。

それでは皆様、良い連休をお過ごしください!


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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ