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「資料作成&プレゼン大全」全文公開やります Vol.1【438/500】

さて、2022年 会社もスタートしました!株式会社はこの亀谷です。

今年は出版社さんからのOKももらえたので、昨年発売しました「資料作成&プレゼン大全」の全文公開をやっていこうと思います。

仕事しながらバタバタ書いたもので、修正した方が良かったなぁと思っている部分は、加筆、修正しながらお送りいたします。

私が本当にブラックに生きてきた中で独学したことを、ただただまとめています。

専門書というよりは、業務マニュアル的に広く浅くまとめておりますので、気になる点だけでも読んでいただけると嬉しいです。

今日は「はじめに」です。

【はじめに】
資料作成&プレゼンが苦手なあなたへ

「こんな資料ありえへん!」

社会に出るのが嫌で、大学に5 年も通ったのち、私が初めて作った資料は、この言葉とともに上司に投げられました。

ひらひらと舞う自分の資料を見て、「社会って厳しいなぁ」と思ったものです。

その後も資料作成の仕事はどんどん増えていったのですが、上司も先輩も、私が提出した資料にただだめ出しをするばかり。

何が足りないのか? どうすればいいのか?

やり方を教えて欲しくても、「資料の作り方なんて先輩の仕事を見て、数をこなして学ぶものだ」と精神論でねじ伏せられていました。

そのおかげで、私は社会に出てから10 年以上、答えを模索しながら、早朝から深夜まで地獄のように働き続けることになります。

自分で勉強するしかないので、資料作成やプレゼンの本を読み漁っては、試行錯誤しながら毎日資料作り。月に400時間以上働き、何万枚という資料を、倒れるまで作りました。これは大げさな話ではなく、業務に忙殺された私は、実際に心を病んでしまい、人生で2回倒れています。

「もう二度と資料なんて作りたくない」「プレゼンなんてやりたくない」

と悩んだ時期もありましたが、私がそれでも仕事を続け、苦難を乗り越えた結果、得られたものは「情報をまとめ相手に伝える」能力です。

資料作成やプレゼンと毎日格闘した結果、私は25 歳でサイバー・コミュニケーションズ(現CARTA COMMUNICATIONS)の九州支社の立上げを1人で行いました。また、BBDO J WEST という広告代理店では海外事業のプロデューサーを1 人で担当して上海事務室を立上げ、30 歳で「売れるネット広告社」という会社の初期メンバーとして福岡、東京オフィスを立上げました。そして現在では、新しいアイデアを形にする「株式会社はこ」という自分の会社を持つことができたのです。

私自身、大手のコンサルティングファームや、有名広告代理店の出身というわけではありません。また、フレームワークとか小難しいマーケティング用語も使えません。カッコよく仕事をしてきたわけでもなく、ただ泥臭く、地道に何を伝えればいいのかを考え、仕事をしてきただけの人間です。

でも、だからこそ、私だから伝えられる「資料作成&プレゼンの本質」があると思い、今回この本を書かせていただくことになりました。

本書を手にとったあなたも、資料の作り方やプレゼンの仕方がわからず、さらには誰にも教えてもらえずに困っていたり、悩んでいたりしているのではないでしょうか?

本書では、仕事における「伝えるテクニック」について、「資料の考え方」「準備の仕方」「資料の作り方」「プレゼンの仕方」「クロージング」まで、全体像をできるだけ“一連の流れ”として説明しています。まずはざっとでいいので、全体に目を通してみてください。

世の中には多くの「資料作成の本」や「プレゼンテーションの本」といった技術を説明した本がありますが、実際の作業にあたって理解しな
ければならないのは、実はそれぞれの細かい技術ではありません。

まず理解しなければならないのは、その作業をやる目的と作業の全体像です。あなたがその作業を「誰のためにやるのか」、そして「なぜやるのか」という目的を明確にし、そのためにやらなければならない作業の全体像を、理解することが重要なのです。

資料もプレゼンも、状況に応じて作らなければならないものは常に変わります。テンプレート通りにやればいいというものではありません。

基礎を理解したうえで、たとえキレイではなくても目的にこだわり、提案するまでの流れを実践で徹底的に練習してください。

本書では、「なぜそうすべきか」という理由を紐解きながら、第0章では資料作成とプレゼンを学ぶ心構えを、第1章から第7章では私が失
敗しながら実践の中で培ったテクニックについて、できる限り具体的に書きました。

資料もプレゼンも、小手先のテクニックだけを身につけたとしても意味がありません。相手に内容が正確に伝わり、納得してもらって、初めてその資料やプレゼンは意味を持つのです。言い換えるなら、何時間かけて作った資料も、何かしら次の行動に繋がらなければ、あなたの努力は1円の価値も生んでいないということなのです。

本書を読んであなたが手にできることは、以下の通りです。
□やるべき作業の全体像が理解できます
□なぜ資料を作り、説明する必要があるのかがわかります
□資料作りのスピードがアップします
□プレゼン時に注意すべきポイントがわかります
□提案の通過率が上がります
□人生や仕事で、新しいことにチャレンジできるようになります

今、あなたが資料作成、またはプレゼンが苦手だと感じていても、それはあなたが悪いのではありません。その基礎を誰も教えてくれなかったのが問題だったのです。

資料をまとめ、その内容を説明するというプロセスは、あなたの頭の中を整理し、相手に正しく内容を理解してもらうということです。

人間が認知するまでの特性や脳の許容量を考えると、そこには正しい考え方やルールが存在しています。

ビジネスを通じて、あなたがこの「自分の頭の中を整理し、相手に正しく理解してもらうスキル」を身につけることができれば、あなたは仕
事だけではなく、人生においても考えていることを実現する力をつけることができます。

この本を通じて、あなたの悩みが少しでも解決し、あなたの資料やプレゼンから、多くのアイデアが世に出ることに繋がれば幸いです。

株式会社はこ 亀谷誠一郎

To be continued

【告知】2021年も「資料作成&プレゼン大全」の企業内セミナーを無料で開催します。世の中から少しでも非効率な資料作成がなくなれば良いなぁと思い、ボランティアでやっていますので完全無料です。

毎回ブラッシュアップしていっておりまして、なかなかの仕上がりになっておりますので、ご興味ある方いらっしゃいましたら、facebook/twitterなどでメッセージいただければ対応いたします。2022年も1月に既に5社決定しています!お気軽にお声がけください。

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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ