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選択する苦悩から逃げてはいけない【437/500】

2022年、今日で年末年始休暇も終わります。株式会社はこの亀谷です。

 今日は「選択する苦悩から逃げてはいけない」について書いてみようと思います。

会社経営をやっていると毎日悩む

会社の経営をやっていると、毎日方針、制度、細かな案件の進行などいろいろなことに悩みます。 

あぁでもないこうでもない。

1人でやっていたら絶対に悩まないことでも、自分事ではないので相手を想像して悩まなければいけません。 

私が一番苦手なやつです。 

自分だけなら全く悩まなくて良い答えのない問題に日々悩む。

人が増え始めた頃はこれが結構なストレスで、一人で病んでいた時期もありました。

ここ最近は、この自分だけだったら悩まなくても良いことを悩む作業というのは、人生の輪郭をくっきりさせる意味でいい勉強だなぁと思い楽しめています。

このブログもその一環で、あぁでもないこうでもないを誰にあてるでもなく書いています。

そうした方がすっきりするからです。

だいぶん、話がそれましたが、今日は「選択する苦悩から逃げてはいけない」についてです。

何かを選択しなくて良いは幸せなのか?

最近、AIのレコメンド機能が発達し、何かを探し、迷い、選ぶという作業が簡略化されてきました。

昔はテレビ番組を見る、映画を見る、音楽を聴く、本を読む、漫画を読む、全てにおいて個人の選択が優先されてきました。

ただここ最近は、サブスクリプションサービスによるレコメンドが進み、自分で選ばなくても自分が好きそうなものが与えられる世の中になってきています。

何を見ようかなぁ、何を聞こうかなぁが減ってきているということです。

人にとって何かを「決定する」という行為は脳に負荷をかけるためストレスになる。

とよく言われます。

スティーブジョブズが重要ではない選択を日常から減らすために、黒いタートルネックにニューバランス990を常に選んでいたというのは良く聞かれる話です。

スティーブジョブズは決定しないといけない重要な選択が他にも多数あったから、選択する回数を減らしていたわけですが、重要な決定をする回数の少ない私たちは、本当に選択し、決定する回数を減らした方が良いのでしょうか?

人生、もっとリスクの高い選択をしないといけない日がやってくる

人生を生きていく中では、常に自分の人生を左右する選択を迫られます。

大人になって、何かを決めきれないというのは致命傷です。

そういう意味では、特に重要な決定を迫られないうちは、自分で自分の人生を選択する自由は楽しんでおいた方が良いでしょう。

選択し、決定し、失敗する経験を自分の中で小さく積み重ねるには、若いうちからいろいろなものに興味を持ち、リスクを取ってトライすることがオススメです。

選択して決定する苦悩はストレスですが、このストレスは経験によって、ある程度の耐性を作ることが出来ます。

また自分なりの選択をする経験は、結果的に自分という人間を自分に教えてくれます。

意識的であれ、無意識的であれ、自分はこういうことが好きで、こういうことが嫌いなんだなを自分の選択から知ることができます。

機械によって選択し決定する経験を減らされると、自分を定義する経験が阻害されてしまうのです。

もしかすると自分が自分だと思っている自分は、機械によってつくられた自分になってしまっているかもしれません。

AIのレコメンドに依存しすぎない環境づくりを

ここのところ私は情報源を紙メディアに戻しています。

機械によって与えられる情報の精度があまりにも雑で、どんどん欲しい情報が入ってこなくなってきているからです。

不易を知らざれば基立ち難く、流行を知らざれば風新たに成らず。

どんなにAIが発達したとしても、普遍的な真理をおさえ、時代の新たな革新を取り入れながら、自分で選択して生きていかなければなりません。

情報を俯瞰し、自分で選択して、深堀りする。

この作業をしなくては、どんどん目線は狭くなっていってしまいます。

ある一定の事項に対して深くなっていれば、まだマシですが、そこまで機械は相手をしてくれません。

歳をとればとるほど重要な決定事項も増えてきます。

その時に備えて、自分の選択の方向性を知り、決定スキルをあげるためには、若いうちはあまりレコメンドに頼りすぎるのもどうかなぁと思うのですが、どうなんでしょう?

何か自分で書いていて、書いている内容がおっさん臭くなってきたので、今日はここで終わります。

皆様、良いお休みをお送りください。

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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ