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言葉にできないことは叶わない【498/500】
7月2日が自分の独立記念日だったのですが、先週はすっかり忘れていました。株式会社はこの亀谷です。
気付くと会社を作って丸8年経ったようです。
今日は朝から“2023年下期の経営計画”を作っていたので、「言葉にできないことは叶わない」をテーマに1本書こうと思います。
目標は書いておかないと叶わないなどとよく言われますが、行動に落とし込むためには具体的な言語化は必須作業ですね。
では、始めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688888058957-CdMPSRJNVf.jpg?width=1200)
何故、言葉に出来ないものは叶わないのか?
「言葉に出来ないことは実現しない」という理論は、思考と行動との関係性を考えることに繋がります。
一般的に、私たちは言葉を情報の伝達手段として認識しています。しかしながら、その役割は他人への情報伝達だけにとどまりません。自己の思考過程においても、私たちは言葉を使います。
あいまいな情報は理解するまでに労力を必要とします。そのため、自己の思考を明確な言葉で表現することで、頭の中に存在するアイデアが具体化し、実行可能な行動へと変わるのです。
また、具体的な言語表現を持たない思考は、他人に対して情報を適切に伝えることが難しくなります。
他人に対して具体的な情報を渡せれば、その情報はさらに広がり、自分が必要とするものに近づく可能性が生まれます。その反対に、言語化できないあいまいな情報は、そのようなチャンスを作り出すことができません。
「捕らぬ狸の皮算用」でいいから考える
私は社内で良く「捕らぬ狸の皮算用でいいから考えろ」と言っています。
「捕らぬ狸の皮算用」という言葉は一般的には、未確定のことを前提に計画を立てる行為を指す諺です。
しかし、私はそれを一つの思考法として推奨しています。「まだ手に入れていないものを具体的にイメージする」という行為は、目的や課題を明確にする手助けになるからです。
「捕らぬ狸の皮算用」に過ぎないからと言って思考する段階で可能性を捨ててしまうよりも、未来の可能性に向けた積極的な行動は、具体的な行動を起こすための重要なステップになります。
人生で夢をかなえる唯一の方法
夢を追い求めるためには、思考の言語化が欠かせません。
夢を具体的な言葉で描くことで、初めてそれが追求すべき目標となり、行動を起こすための力を引き出してくれます。
それだけでなく、具体的な言葉で表現できることは、他人とのコミュニケーションでも重要です。自分の目指す方向を具体的に説明できれば、他人の理解や協力を得やすくなります。
さらに、思考を整理し、言語化することは、複雑で理解しにくい問題を扱う際にも重要です。思考を言葉に落とし込むことは頭の中を整理し、問題解決への道筋を作り出す大切なステップです。もちろん、これは訓練が必要なスキルですが、日常的に言語化する練習をすれば、それが自分の強みとなり、多くの問題を解決する道筋を作り出すことができます。
思考を具体的な言葉にするという行為は、そのアイデアを理解し、それを実現するための道筋を作り出す力を私たちに与えます。そして、その思考を他人に伝えるということは、他人を巻き込み、共に目標に向かって進む力を引き出します。
私自身も言葉による思考のアウトプットを通じて、多くのアイデアを現実のものにしてきました。始めのうちは難しいかもしれませんが、そこをふんばって考えることは成長する機会にもつながります。
具体的な目標とともに言葉を用いることなしに、見えないものを描き、達成不可能に見える目標を現実のものへと変えることは出来ません。皆様も是非、言語化することの大切さを試してみてください。
それでは、皆様、良い週末をお過ごしください。
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