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正論で戦う力を身に付ける【480/500】

2023年の1月ももう終わりますね。はこの亀谷です。

独立後500回更新まで残り20回を残すのみとなりました。

このペースでいけば、5か月後の6月には達成できそうです。

良かった良かった。

さて「本日は正論で戦う力を身に付ける。」というタイトルで一本書いておきます。

世の中シンプルに正論でまっすぐ進めば良いはずなのに、正論を言ってまっすぐ進んでいると「空気読め」と言われます。

理不尽なものです。これって何なのでしょうか?

社会の中で正論が目標にならない理由

まずは社会の中で正論が目標にならない理由を考えます。

社会の中で正論が目標にならない理由は、ほとんどの場合、正論を実現するためには乗り越えないといけないハードルが多くて、実現が遠くにあるように見えるからです。

というよりは、正論をまっすぐ進むのは不可能だと諦めてしまっているので目標になりません。

正論は読んで字のごとく、正しい論で正論。正しいわけです。

みんなそれは理解しています。

なので、だいたい会話の流れはこんな感じになります。

「いや、亀谷さんの言っていることは正論なんだけどさぁ、うちは組織的にそれは無理なんだよね。」

でも、僕には言っている意味が分かりません。そこで

「いや、正論って分かっているならやれば良いだけじゃないですか。」

僕の場合はだいたいこの辺で空気読めと嫌われます。。。

おそらく、これって見えている世界の解像度の問題と個人のやりきり力の問題だと思うのです。

まず「組織的にそれは無理なんだよね」に関して言いますと、組織的に無理だから上手くいっていないわけで、それなら組織を変えて、正論が通るようにすればよいじゃないですか。そのためにやる内容は何ですかね?

が次の議論であって、正論が通らないが議論になるべきではないはずです。

この辺、マネージャークラスが正論と向き合うことから逃げると組織全体がそういう方向性になっていきます。

上手くいっていないのは、正論通りにできない組織が出来上がってしまっているから。

という事実をまずは認めないといけません。

組織を言い訳にして個人が正論を捩じる

この正論を諦めるスパイラルは、一度起こるとどこまでも組織を複雑にしていきます。

正論を正論だと認めて、悪いところを治し良い方向に調整すればシンプルに進む物事が、悪いところから目を背けて、今できる範疇で改善しようすると、どんどん複雑になりぐちゃぐちゃになっていきます。

この負のスパイラルは実行力・調整力が低い組織の上から起きてくるので、下の人はその複雑な事象を理解して作業することを求められます。

そうすると組織はさらに複雑化し、どんどん正論へ戻れなくなっていくのです。

こういう会社の特徴として、マネージャー層がプレイヤーではなく、マネージャー層がシンプルに調整できない。さらに難しいところから目を背けて、中途半端な理解度で下に指示をする。という傾向があります。

下は正論から外れていることを理解しつつも、マネージャーの指示に従うので、組織はどんどん捻じれていく。

さらにマネージャーは実行力がないから、複雑な組織を維持できずに、ポジションを守り決裁権だけを振り回し、より複雑な構造にしていくという恐ろしい状況になっていきます。

正論をベースとした目標設定をしないと組織が歪んでいく理由は、この辺にあるのです。

どんなに苦しくても正論を貫き通せる力をもつしかない

組織の運営をシンプルにし、長期的に結果を出し続けるためには、正論から逃げてはいけません。

世の中の真理なんてものは、そんなに複雑ではないのです。

ただ人が介在し、困難から逃げると、正論を捻じ曲げなければいけなくなり、複雑度が増していきます。

これを何とかするためには、みんなで正論を正論と認めて、自社の方向がズレていればそのズレを苦しくとも治す習慣づけが必要になります。

早目に処置しておけば大きな問題にならないことも、長い時間放置してしまうととんでもない事故の原因になったりします。

経営者になると、現場に出る回数が減り、マネージメントの時間が増えるかもしれませんが、シンプルな会社を経営するためには、自分も社内も正論から逃がさないようにしましょう。

また正論を理解するためには勉強も必要です。

自分の判断が正論から外れていないかどうかの情報収集を日々欠かさずにやっておかなければなりません。

大きな決定をするには体力も必要ですが、その決定を裏付けるファクトが欠かせません。

人数が増えてもシンプルかつ正論から逃げない組織づくりをする。

これを意識しておくだけで、困難に直面する機会もありますが、長期的にみると組織運営は楽になるはずです。

まぁ、これも正論なので、こんなことを書いていても「そんな正論言ってもさぁ」と思われる気がしますが、そういうのからなくしていけると良いなぁと思い、こんなことを書いています。

正論に忠実にシンプルにまっすぐ進む。

稲盛さんの本を読んで、何故経営が良くなるか。それは正論から逃げないからだと思います。

それでは皆様、今週もお疲れ様でした。来週も頑張りましょう!

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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ