RPGを作ってみたいという話・第一話

まえがき

「RPGを、作りたいよーーーーー」
 「RPGを作りたい?」

RPGかRPGじゃないか論争を起こすつもりはありません、はがね です。

何か創作を始めたい。そして、私の価値観は結局JRPGにあり。
ということで、ベタなJRPGでも作ってみようじゃないかというお話です。

シナリオ概要

[ほげほげ] は名称未定

ある日、一人の青年が国王に呼び出されます。
彼の名前は[勇者]。
民草からは「英雄」や「勇者」と呼ばれ、数年前の[戦い]で[魔王軍]を討ち倒した、まさに救国の英雄です。
勇者と呼ばれた彼はしかし、地位を求めませんでした。
次期国王の誘いを断った彼は、国領の外れの小さな小屋で慎ましやかに暮らし、邪悪なる者が現れた時には、また国の為に剣を振るうのでした。

[戦い]から幾月か、国王は[勇者]に再び助けを求めます。
北の辺境地、[土地]で勢力を伸ばす魔物の王の影響を、国王は憂慮していました。

此度も、[勇者]の旅は険しい道のりになるでしょう。
国王は、彼に二人の仲間を付けました。
一人は、当代随一の魔力を持つ魔術師、[魔術師]。
一人は、御前試合で選ばれた腕利きの剣士、[剣士]。

そして三人は旅立ちます。国を背負い、そして魔を討ち滅ぼすため。
初めて見る外の世界、貴方の冒険が始まります。

と、こんな感じです。私の思うベタな設定をひたすら書いてみました。
え?違和感がある?大丈夫です、その感覚は間違ってません。

キャラクター設定

[勇者]

「もちろんです国王様。今一度この剣、国の為に振るいましょう」
「気負い過ぎることはないよ。キミが一歩を踏み出したことは、思っているより成しがたいことなんだ」
「お前が人々を苦しめたという事実は、幾万の理由を以ても正当化されることはない…!」

  • (日本社会で言う)成人前後・男性

  • 柔らかめの銀髪・やや長髪

  • やや童顔・肌色白

  • 不屈の意志と正義感で鬼神のように悪を討つと言われる

  • 実際は気さくな雰囲気の好青年

  • 傭兵団出身の剣士で剣の腕でも王国で5本の指に入るほど

  • 剣士にも拘わらず並みの魔術師並みの魔法を行使する

  • 魔法系統: 赤青橙緑

[魔術師]

「まだまだ未熟な魔術師ですが、どうぞよろしくお願いいたします!」
「私に任せていただけませんか?熱を扱う術なら、きっと勇者様のお役に立てますから!」
「これが、外の世界…。余りにも広くて、圧倒されてしまいそうです…!」

  • [勇者]より数え2つ年下・女性

  • 赤みがかった茶髪・柔らかい髪質・ロング+後ろ編み込み

  • 顔は年不相応。肌色白

  • 有力貴族であり魔術師の一族の娘

  • コネとも囁かれるが間違いなく当代随一の魔力の持ち主

  • 国の外に出たことは無く戦いで魔術を使った経験もまだない

  • 魔法系統: 赤

[剣士]

「敵襲。勇者様、応戦しますか?」
「力任せの太刀筋で砕けるほど、私の剣は脆くはありません」
「…従いましょう。それが、勇者様の判断であれば」

  • 年齢不詳・女性・異国育ちと噂

  • 銀髪・セミロング・やや野暮ったい髪型・普段はフード

  • 端正な顔立ちの美人・褐色肌

  • 無口で不愛想だが[勇者]には思うところがある様子

  • [勇者]に同行する剣士を決める御前試合にて優勝

  • 細身の剣でいなししなやかに打ち付ける美しい剣技

  • 魔法系統: 橙

コンセプト

さて、お気づきになったでしょうか。
ゲームのコンセプトは、『違和感』です。

コンセプト - シナリオ

本RPGの主人公は、[勇者]ではなく[魔術師]です。
シナリオ概要の時点で違和感を持って、キャラクター設定で気付い…た人もいるかもしれません。
貴方は、今もまた偉業を成し遂げ続ける英雄の仲間の一人としての視点で世界を冒険します。

(ちょっと余談)
RPGにおいて、物語をハッピーエンドへと導く主人公(本作では一見主人公である[勇者])は、強靭な精神力とカリスマを発揮します。
しかし、物語の主人公(本作では語り部である[魔術師])には、精神的な揺れと一般人的な感性がある方が良いはずです。
そのギャップが、私のRPGに対して抱いた違和感です。
そこで本作では、[勇者]と『主人公』を別物とするために、[勇者]とは別に未熟で世間を知らない人物像として[魔術師]を主人公としました。

コンセプト - システム

主人公は、探索上の各所で『調べる』を行使することができます。
『調べる』ことによりイベントが進展する、或いは以降のシナリオの展開が異なるなどの変化が起こります。
未熟で好奇心旺盛な[魔術師]ならではの視点で発見される違和感が、シナリオを多岐に派生させていきます。

以下、内部設定的なシステムの話を掲載します。

システム

魔法系統(=属性)

赤(火) ← 青(水) ← 橙(雷) ← 緑(木) ← 赤(火)

能力値

  • HP

    • 0になると戦闘不能

  • MP

    • 魔術・スキル行使に使用

    • 戦闘毎に回復

  • 物理攻撃

  • 物理防御

    • ダメージ=([係数]*[物理攻撃]-[係数]*[物理防御]) 基準予定

  • 魔法攻撃

  • 魔法防御

    • 攻撃は0.5~2.0、防御は1.0~0.5くらいの係数に変換

    • ダメージ=([威力]*[魔法攻撃係数]*[魔法防御係数]) 基準予定

  • 行動速度

    • 乱数なしで行動順決定?

終わりに・余談

というわけで、こんなコンセプトで自作RPGを作って行こうと思います。
正式な説明書ではなく、自分の頭の中にある設定を書き殴っただけの散文でしたが、「ほう、面白いじゃん。」と思っていただければ幸いです。

余談ですが、ゲーム内の立ち絵をフリーのものにするのは世界観を妥協するように嫌なので、何らかの方法で自作してみようかと思っています。
流石に、全キャラクターをイラストレーターに依頼するのは個人の趣味に払える金額でもないですし、何より自分の脳内を直に出力したい!

でも、絵心ないんだよなぁ……。
…頑張ろう。
では、続報をお待ちください!










こんなところまで読んでいるのは、そうとう物好きですね?
主人公≒勇者という設定を考えたときに、某有名DQ4スレを思い出したんですが、誰かに伝わりますかね…?
あ、一応言っておくと、本作は一部RPG逆張りではありますが、正統派なシリアステイストのシナリオです。

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