『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA』第1話ネタバレ感想
『ラブライブ!』というメガコンテンツに渡邉美穂さんが関わるということで、発表からずっと楽しみにしていたドラマがいよいよ第1話放送されました。
自分は『ラブライブ!』は名前だけ知っているレベルで、ほとんど予備知識なしで鑑賞しました。
今回はネタバレを見ずに視聴していきたいと思っています。
椿ルリカ(渡邉美穂)
椿ルリカ(渡邉美穂)はアイドル(アンズ)に夢中になるあまり、学年1位から陥落してしまい、母親で理事長の椿マドカ(しゅはまはるみ)に叱責されます。
マドカはルリカにゆくゆくは理事長職を継がせようとしています。
「私、もっと勉強頑張るから、心配しないで」と母親に約束するルリカ。
そして父親の写真を見ながら、「ママを悲しませない、ママを助ける、パパ、約束は守るよ」とつぶやきます。
母親とおそらく故人である父親のために勉学に励もうと決意を新たにするルリカですが、アイドルへの憧れはやはり抑えきれません。
友人たちに背中を押され、滝桜女学院アイドル部、放課後スペシャルライブにみんなで行くことになりました。
滝沢アンズ(冨田菜々風)
一方、滝桜女学院の滝沢アンズ(冨田菜々風)は母親で理事長の滝沢キョウカ(音月桂)の期待を一身に受け、芸能コースアイドル部でセンターを務めています。
母親のため、メンバーのためアイドル活動を頑張るアンズですが、母親からの大きな期待にプレッシャーを感じ、ミスズや他のメンバーを差し置いて自分がセンターでいいのかと苦悩しています。
アンズがセンターなのは既定路線の中、自分にも他人にも厳しく上を目指す熱意を持つ若槻ミスズ(安本彩花)は「自分たちにもチャンスをください」「アンズが圧倒的な実力でセンターであれば納得する」「センターを目指したい」とキョウカに直訴しますが、すげなく拒否されます。
キョウカがミスズに望んでいる役割は、センターであるアンズとメンバーを支えていくこと。
学費の免除、将来のデビューの確約を盾にミスズを黙らせるキョウカ。
その様子を柱の陰で聞いていたアンズは母親を呼び止め「アイドル部を辞める!」と叫びます。
母親の期待
ルリカは学業、アンズはアイドル活動と、二人とも母親から多大な期待を受けています。
特にアンズは「あなたのためのアイドル部なのよ」とまで言われています。
なるほどこのドラマは、高校生がアイドルを目指す物語であると同時に、少女から大人になっていく自己確立の物語なのでしょう。
感想
ルリカ
美穂さん演じるルリカは映画『あたしの!』に続いて明るく元気なキャラですね。
アイドルに憧れてアイドルを目指すという設定も美穂さんに重なりますし、かなり美穂さん自身に近いメンタリティーのキャラクター造形です。
友人と仲良く明るく天真爛漫にふるまう様子、そして一人になった時にふと見せる物憂げな表情など、感情が伝わってくる素晴らしい演技でした。
これからアンズのように母親と対立したり、友人とのわだかまりができたりといった展開があっても、しっかり演じてくれるだろうと期待しかありません。
アンズ
アンズ演じる冨田菜々風さんも皆の前で明るく振舞おうとする健気さと、自分の実力に思い悩む様子をエモーショナルに表現されていて心情が伝わってる素晴らしい演技でした。
第2話以降、ルリカ達との絡み、そして滝桜女学院のメンバーとの和解など、アンズの成長も非常に楽しみです。
ミスズ
ミスズ演じる安本彩花さん、学費免除で在籍している負い目もあり、理事長とメンバーに挟まれた中間管理職的な部長の責任と自分を高めたい気持ちのせめぎあいの結果少しきつめになってしまう感じがよく表現されていました。報われてほしい!
最後に
というわけで第1部でいきなりアンズがアイドル部辞める宣言という波乱含みのスタートになりました。
「ルリカ」ミーツ「アンズ」ということで、二人の出会いでどういった化学反応が起こるか非常に楽しみです!
ルリカはおそらく第2話で母親にアイドル部を作りたいと頼み込み、マドカはもちろん反対するでしょう。
しかしここでマドカとキョウカが折り合いが悪いという設定が効いてきそうです。
キョウカが得意げに自慢しているアンズと滝桜女学院高校芸能コースアイドル部に対抗するため、学業と両立することを条件にアイドル部設立を許可する可能性が高そうですね。
第2話楽しみです!
(END)