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権威に服従する人は全体の62.5%いる件について。【心理学】
こんにちは。ナポーンです。
今日は心理学の話をしていきます。
今回の話の結論は、「人は権威に服従する」です。
ここで、ミルグラム(1963~1974)の実験を紹介します。
実験参加者は新聞広告で集められた様々な職業の20代~50代アメリカ人男性40名。
彼らには、
と伝えます。
注意しておきたいのは、当時「大学」はいまよりも親近感のある機関ではありませんでした。
それこそ、「超エリートの天才が研究をしている」イメージがあり非常に権威のある機関として扱われていたんですね。
実験参加者さんは教師役。
生徒役(仕掛け人)の人に問題を出して、生徒役が間違えるたびに電気ショックを与える。
そして電気ショックの強度をどんどん上げるよう研究者から命令されます。
もちろん生徒役(仕掛け人)は本当に電気ショックを受けているわけではなく、痛がっているフリ。
教師役(参加者)は生徒役が苦しんでいるのを見て、
と研究者に持ち掛けます。
しかし研究者は、
と依頼します。
そしてなんと、驚くべきことに、62.5%もの参加者が最大電圧である450ボルトまで実験を続けたのです。
この結果には研究者側もびっくり!
それもそのはず。予測では途中で実験参加を辞退する人がほとんどだと考えられていました。
簡易グラフでごめんなさい(笑)
この実験からわかったことは、多くの人が権威に服従し、残虐な行為に加担するということです。
ところがどっこい。
実は2009年にこの実験は追試が行われました。
そこで得られた結果は、前回とほぼ同様だったんです。
服従率は、現代でもほぼ変わらないということですね。
また、やっかいなことに人は「権威の威力を過小評価する」と言われています。
つまり自分が服従していることに気づきにくいということ。
あなたも僕も、知らないうちになにかの圧力に服従してしまっているのかも・・・。
では今日はこのくらいに。
今回はちょっと短めになっちゃいました。もの足りない方向けに過去記事を添えておきますのでよかったら見ていってください!
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それではみなさんまた明日の記事でお会いしましょう!