余力がない時だからこそ考えたいこと。
私の知りえる範囲では・・・
ここ数年世界的に
心理援助について見直されてきている風潮がある。
簡単に言えば・・・
これまで精神医学やら心理援助やらの
恩恵に値するのだけれども・・・・
どれぐらいの人たちがその恩恵を受けられているのか??
つまり、
その恩恵によって 寛解 したのか。治癒したのか。
どうも???
思っているようにはなっていないのではないか?と考える人たちが多くなっているように感じる。
これは、医療業界だけではなく福祉業界も同じではなかろうかとおもっている。
上記の業界だけとは限らないのだけれども。
ビジネス業界でも同じことが起こっていると私は考えている。
私などは・・・
オープンダイアローグやらナラティブやらDPやらとと接してきているので・・・・凄くそこに過敏で敏感だったりする。
一度、何かしらの行為を問題とラベルしたらひとってそのようにしかとらえら得なくなってしまう。このことをいつも考えさせられるのは、母とのコミュニケーションで感じていることでもある。
ただ、私が勉強しだした10数年前から言われていることなんだけれども、海外で取り組まれている新しいことって日本に導入されるのに3年遅く入ってくるといわれている。
そして
それが日本社会で日本文化に適した状況に返還されて取り組まれるにはさらに時間がかかる。もしくは、いくら素敵な取り組みでも・・・これまでの日本社会の文化や環境や費用対効果などによって消え去ってしまうこともある。
僕らの世代だとおもいだすかもしれない。
ベータとVHSの物語のように。
最近の情報は…情報元の発信者のパワーが強いために・・・発信者に利益が還元されるような情報が多い。蓋を開けてみたら大したことはないものがこれみよがしに・・・高級なもののように扱われていたりする。
マーケティングの効果絶大なのはいいのだけれども・・・悲しくなってしまうこともただただある。
僕らは社会的成功者や権威あるひとや著名な人などにも弱い笑。
本当に必要なことがそれが必要な人の下に簡単に届くには・・・・
日本はまだまだ専門家以外でも診断名をあたえられたことによって影響を及ぼすことについて家族はあまり理解していなかったりする。もしくは専門家でさえも。そして社会も・・・・まだまだ理解が乏しかったりする。
ビジネスシーンだけでも見ても・・・
できない人を救済されてそこそこでもできる人に変えるような組織文化があまりない。人件費がかかるといい、派遣制度ができたこともあり・・・・組織体を育てる文化よりも組み立て式組織体を創ることばかり考えるような社会文化が根強くなっている感が私にはしてならない。
そしてトップの都合の良い時だけ・・・・その時だけの環境の良い職場を・・・と声を上げる。
よい環境も生き物のように絶えず変化しているのだから・・・その文化を継承して常に創り出すには・・・それなりの時間や余力が伴う。
余力がない時だからこそかんがえてみたいんだけれどね。