エモい写真って、なに?
「エモい写真」がイイらしい。
エモいともてはやされている写真を拝見したところ、どうもコントラストが低く、若干滲んだ、粒状感のある写真のようだ。
それって… ネガフィルムで撮った写真のテイストということだろうか?
写真ライブラリを遡って、エモい写真を探してみた。
現像の仕方でエモい
エモい写真の作り方はネット上で色々と指南書が見つかる。
基本的にはコントラストやトーンカーブを操作したり、ノイズを追加したり、あるいはコントラストの上げ下げ、かすみ除去を弱めるといった絵作りの操作のようだ。
Lightroomにもプリセットが沢山あり、エモいのはビンテージ系やシネマ系ではないだろうか。
空気がエモい
旅をしていると、その場・空間・人がエモいときがある。
場の空気とでも言おうか、エモい瞬間が写せていることがある。
レンズの写りがエモい
オールドレンズや一癖あるレンズの写りがエモいなと思うこともある。
周辺光量落ちや滲み、前後のボケ感によるものかもしれない。
Leicaレンズのように、「空気が写る」というのもエモさかもしれない。
対象物がエモい
歴史ある建築物や、人と自然の調和、技術の粋を集めた何か…
そういった対象物自体が持つ深みがエモいこともある。
フィルムだからエモい
エモい写真の多くが粒状感やコントラストを調整しているあたり、フィルムシミュレーション的なことなのかもしれない。
フィルムで撮った写真はエモいのか?
エモい写真は自分の写真ではないかもしれない
エモくすること、世間一般のエモさの模倣、はできるのだが、
記録としての写真、その場を切り取り保存するという自分の目的からすると違う気がした。
現像設定によって、どうしょもない写真も良い感じに仕上がるのは面白い。
ただそれで自分は表現したいものがないし、エモさでバズりたいとも思わなかった。
自分は自分の好きな写真を残せばいいや、と思った。
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