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未経験業界への転職

こんにちは、めっそそです。
前回あまりにもつらつらと思考を垂れ流ししてしまったので、今回はもうちょい整理した話を。内容はタイトルのとおりです。

未経験業界に行った理由

最初の転職では公務員からSEに転職をしました。20代後半で未経験業界へ転職したので、世間的に見ればかなり勇気のある転職だったと思います。

私の場合は1月末から転職活動を始め、3月末に退職という弾丸スケジュールでした。結果としては現状維持バイアスや色々なモヤモヤを抱える暇もなかったので良かったのかなと思いますが、本来もっと準備した方がいいです。

そんな突貫の未経験転職ですが、決心するまでに自分に問うたのは以下のような内容です。

転職して環境が変わる?

公務員なので、最初は他の自治体や省庁を検討していました。しかし、どこも似たような働き方をしている状況であるため転職しても同じことで悩むのでは…?と考えました。

そもそも転職理由が月70Hオーバーの慢性的な長時間残業に加え、前例踏襲の名のもとに一向に改善されない無駄な業務、国会対応のための理不尽な突発業務等々…。

そんな中で、仮に心身に支障を来した場合また働くことができるか?を考えると難しいという結論になりました。

転職市場での公務員は市場価値が低く、公務員のノウハウは民間企業ではほぼ役に立ちません。たとえ自分の心身を壊そうが、公務員はその一因である組織に依存しないと生きていけないのです。これが私が公務員をやめた理由です。

そうすると根本的な問題は自治体や他省庁に行っても解決しないわけです。むしろ、年齢を重ねる分どんどん難しくなっていくでしょう。つまり、公務員から公務員への転職では自分の抱える課題は解決しそうになかったわけです。

組織なしで生きていける?

やはり転職をするとなれば、先の問題である「組織に依存しなくとも働けるようになる」を解決できる業界が望ましいと考えました。

では資格を手にして働くか?を考えた時に、今のご時世で資格を取ればそれだけで一生安泰なんてものはありません。弁護士資格ですら、それだけでは食べていけない状態です。

そこで目を付けたのはIT業界でした。これからどんどんIT化が進むとなれば、そこに従事する人が足りなくなるので食い扶持には困らないだろうと。

また、IT業界では転職が頻繁に行われますし、100人の普通の人よりも1人の超人の方がよいものを作ることができる業界です。属人的に仕事があるので、これこそ「組織に依存しなくとも働ける業界」だと思いました。

さすがに初っ端からフリーランスは知識もコネも0の状態で始めるのはリスキーだったので、業界で経験とスキルを積んでから身の振り方を考えようと思ったのは記憶にあります。

転職後の業界でやっていける?

最後に、IT業界に行くとして自分はやっていけるのか?を考えました。やっていけるならもう自分の中で転職に対する壁はなくなるので、遠慮なく転職すればいいわけです。

まずはIT業界でどんな仕事をしているか?SEはどんな仕事をするのか?をとにかく調べました。人づてに現職SEに会って話を聞いたこともあります。

次に、調べた仕事が実際にできるのか?を解決するためにプログラムを作ってみました。
SEに会って話を聞いた際に、「何ができればSEとしてやっていけるか?」を聞いたところ「まずプログラムを作ることができること」とあったので自分で作りました。

通勤や退勤時の電車、昼休み、帰宅後のわずかな時間を使って一気にJavaの勉強をする中で「これならいけるのでは…!?」と思ったことは覚えています。特に根拠はありませんでした。

かくして、転職後の業界でもやっていけそうな気がしたのでIT業界への転職に踏み切ったわけです。

転職のハードルと突破法

そしていざ転職活動でしたが、やはり転職活動でも未経験特有の壁がありました。今から考えるとそんなに大したことではなかったように思いますが、当時はそれなりに悩みました。

アピールポイントが片手落ち

とにかくこれです。公務員の仕事を長々説明しても、相手には伝わりません。財務省から予算を確保した、会計検査院対応してました、なんて言っても「???」となるのがオチです。

転職したい理由は整理できていますが、自分のアピールポイントはどうしても相手に伝わるレベルまでになります。(実は未経験転職に限らず日常でもそうなんですけどね。)

ということで、自己PRでは業務の内容は程々に「IT業界について調べてきました!転職に向けてプログラムを作ってみました!」と熱意をアピールしました。

前職の経験で活かせる何かがあれば話は別ですが、そうでないなら転職先への熱意を伝えましょう。もちろん伝えるためには実際に行動することが必要ですが。

転職先の良し悪しが分かりにくい

ネットの情報には悪いことしか書いてないです。大体会社のことを書いているのは会社か退職者なので、そりゃ情報も偏ります。

自分がESを出して通過した企業は業界内でどれくらいのポジションにいるのか、どれくらい従業員が働きやすい環境なのかはネットで調べた上で面接時に確かめるしかないと思っていました。

今の会社では面接後に「オフィス見学させてくれ」と言って面接以外で足を運んだことがあります。その時にはご丁寧に若手社員を付き添わせてくれました。(これが結構決め手だったりします。)

年収は下がる

これはもうしょうがないです。経験者なら強く出られますが、未経験だとポテンシャルにかけるしかないので高い額はつきません。未経験転職で年収アップは前職がよほど低くない限り無理です。

私の場合、同年代新卒入社の人がどれくらいもらっているかを調べたり、面接の際に質問したりしました。面接でお金の話はタブーみたいな風潮がありますが、こっちも慈善事業でやってるわけではないです。

ある程度下がるのは覚悟の上で、自分の中での最低ラインと妥協ライン、数年後の最低ラインを決めておきましょう。妥協ラインが目安、現年収を超えれば御の字くらいに思えばいいと思います。

まとめ

結局またしてもつらつらと書きましたが、未経験からの転職をする際はとにかく調べました。そしてネットの情報は話半分と捉え、知り合いや転職エージェントをフル活用して情報を集めました。

半分くらいは自分との対話です。現状維持バイアスがあることを踏まえ、とにかく自分と冷静に対話して本意を探りました。本意が見つかれば志望動機も自己PRもスラスラと出てきます。

未経験特有のものはあれど、2度目の転職活動を通じて同じことをしているなと気づいたので書きました。

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