ミャンマーとそのまわり、幸せをくれる暮らしのモノとコト_Vol.6_ミャンマー・ヤンゴン、daccoのちびスプーン
ヤンゴン在住4年目、4歳男子の母のイワサマキコです。
ともすれば、バタバタと過ぎて行ってしまうミャンマー・ヤンゴンでの日常ですが、日々の暮らしに幸せをくれるモノやコトを見つけるのがささやかな楽しみです。手仕事やアンティーク、伝統工芸品が大好き。
旅先で見つけたものを日常で使うのが至上の喜び。そんな日々に幸せをくれるモノやコトをご紹介します。
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ドールハウスの食器や、人形の服、ミニチュアの食玩。
サイズが小さい、ただそれだけで、ありふれたものが、特別に可愛らしく愛おしくなるのはなぜでしょう。
我が家にも、そんな愛おしい小さなものがあります。
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daccoは、ミャンマー・ヤンゴンで日本人の方が営む雑貨店です。
ミャンマーの伝統工芸や手仕事の技術に現代的なセンスを加えた品揃えは「素敵」の一言。
日本に一時帰国する時にお土産を探しに行ったり、ミャンマーに大切な人が訪れた時に案内したりする他、現地の普段の生活にも、手頃で使いやすいものが多く、品質もしっかりしているので、何か素敵な雑貨やキッチン用品が欲しいときは、まずはdaccoを探す癖がついています。
そんなdaccoで、ある日見つけたのが、小さな小さな木製のスプーンです。
お店のディスプレイを見ると、この小さなスプーンは、箸置きとしておすすめされているよう。
まずはその小ささにときめき、その後、使いたい用途を思いつきました!
私が、最近ハマっているミャンマーふりかけ、ミャンマー産の粉末乾燥生姜パウダーや白胡麻…それらは、ガラスの小瓶に入れ替えて保存しています。
(ガラスの小瓶は、ミャンマーヨーグルトの空容器を再利用していて、このガラスのラフな感じもまた可愛らしいのです!それはまた別のお話で)
これらは、ガラス瓶を開けて、少〜しだけ使いたいシーンが多いのです。
今までは、蓋を開けて、その後いちいち食器棚にスプーンを取りに行っていいましたが、少し面倒。
そのため、瓶にセットしておける専用のスプーンがあったら便利だろうな、と常々思っていたのです。
ひとまずちびスプーンを3つ買い求め、ミャンマーふりかけ、粉末乾燥生姜パウダー、白胡麻の容器にセットすると、これがとっても使いやすい!
乾燥生姜パウダーの瓶の蓋をあけて、ちびスプーンですくって、朝作るスムージーにひとさじ。
(スムージーは、バナナと酒粕と牛乳と生姜パウダーで作っています)
キッチンで1人立ち飲みするハイボールのおつまみに、ミャンマーふりかけの中のピーナッツをちびスプーンで取って口に放り込む。
お行儀が悪いですが、この一口の美味しさ!
お鍋から、炊きたてご飯をしゃもじですくって、ちびスプーンですくった白ごまをパラっとふってハフハフ食べる。
ちびスプーンは、便利なだけでなく、少しお行儀が悪い場面にも、ひとさじの品格をそえてくれるような気がします。(…と、そのように思いたい)
そして、瓶の蓋を開けるたびに現れる小さな小さなスプーンに、毎回心がときめいてしまいます。
我が家の小さな愛しい3つのちびスプーンたち、もう全員持ち場に出払っているので、そろそろ、いくつか後輩を迎え入れなくてはなりません。