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11月ふりかえり:冬支度

書き入れ時

かきいれどき、というものがあると思う。

漢字では「書き入れ時」と書き、商売が繁盛すると商人が帳簿に売上や利益を多く「書き入れる」からだそうだ。

私にとって11月は、少し先の書き入れのための仕込みの月となった。
いろんなところに応募や連絡をして働きかけたうち、いくつかが数か月後に収穫できるといいと思う。

カマキリの老化と介護

11月になり、カマキリの体が老化で崩れ始めた。
具体的には、足の先端が黒化して取れて、ものに掴まれなくなり、うまく登ったり歩けなくなる。

もともとカマキリはじっとしている時間の方が長いし、食べ物は人間からもらうため、支障はない…と思いきや、メスカマキリにとって大問題だった。

メスカマキリが卵を産むために高所に上って、下を向く時にふんばりがきかず、落下することが増えた。
メスカマキリは卵を産める状態だと、産むまで登ろうとするし、食事もあまりとらなくなる。(お腹が張って、物理的に食べることが出来ないようにも見える)
よって、弱っていく速度が加速する。

大人のメスの体は、栄養があれば卵を生成してしまうようで、メスカマキリは死ぬまで産卵を強いられる。
卵を生成できないギリギリの栄養状態にする…のは危険だと思うし…。

切ない。

実際、産卵できず弱って、1匹が寝たきりになった。
ヨーグルトをあげるとよく食べるので、生きる気力は満ちている。
私もよく生きようと思った。

ピーンとなってるオスカマキリ、かわいすぎる

ミミズコンポストをはじめた

カマキリが居つくようなベランダ菜園をしたいと思い、園芸熱が燃えた結果、有機たい肥でいい土が作りたくなった。
バケツコンポストを経て、「野菜くずの発生量に分解スピードが全く追いつかない」問題に直面し、ミミズが繁殖するとコンポスト規模を拡大できるミミズコンポストもはじめた。

当面は、ミミズたちの生存確認に力を入れる。
ミミズは全然臭くないのに驚いた。
臭いとしたら、土なのだな。

光と闇

自分の生活が、静かに激変していくのを感じる。
カマキリやミミズなど、利他へ働きかけたいと願うほど、自分が変わるしかないのだと思う。

11月はこんな感じでした。

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