料理が私にくれたもの
さてさて、自炊生活もいよいよ軌道に乗りそうですね^^
このタイミングで、改めて自分で料理する意義を考えるために、私めし夫自身の体験をお伝えさせていただこうと思います。
参考になれば幸いです。
今の妻と付き合いはじめたころ、よくこんなことを言われていました。
「それで、あなたはどう思ってるの?」
?
意見を伝えたつもりなのに???
なんでそんなこと言われるんだろう???
ゆっくり振り返るうちに、ぼんやり見えてきました。
付き合ってるんだから、休みの日はデートすべき。
とか、
ぼくがお金の負担をしてる分、君が家事をするべき。
とか。
「べき」って、自分の尺度じゃないなぁ。
そう気づいたわけです。
じゃあ、自分はどう思ってるの?
これが意外や意外、なかなか出てこないんですね。
個人的な話ですが、上司の言うことは絶対な職場にいたことがありまして。
だからでしょうか、自分を殺すことを覚えたというか。
何でもいいから好きなことしていいよ、と言われたら答えが浮かばない。
いつの間にかそんな状態になっていたのでした。
言い換えると、
自分にとって何が幸せか分からない。
それって生きてる意味あるんだろうか??
そう思い悩みはじめたわけです、30代半ばになって。
で、自分と向き合う時間。
それが料理を作る時間だったんです。
煮物を煮ながらボーっと考えるんです。
玉ねぎをみじん切りにしながら考えるんです。
答えはでませんでした笑
ただ、自分で作ったご飯は美味しかった。
(もしくは、美味しいと気付けた)
そして、妻が美味しいと言ってくれるわけです。
うれしいじゃないですか。
すると、思うんですね。
あっ、幸せってこういうことか、と。
料理をする効果。
失った自分を取り戻していくこと。
弱り切った内なる声に耳を傾けること。
ありふれた日々に彩りを添えること。
自分なりの答えです。
最近は、食材を見ては心がときめきます。
自分が何食べたいのかを把握できています。
相変わらず、妻は美味しいと言ってぼくの料理を食べてくれます。
幸せに生きるには、料理は欠かせない存在になりました。
そしてぼくは幸せに生きたいです。
あるいは、幸せのカタチを料理によって作っているのかもしれません。
自炊って、いいですね。
さっ、明日は何作りましょかね^^