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意気揚々とプロジェクトに入ったら、こんなはずじゃなかった。


ちなみにダルオの体験の話ではないです。

ダルオの後輩だった人の話です。

だいぶ前の話、かつだいぶ濁してます。(笑)


キラキラした業界から

プログラミングとは無縁の業界にいた新卒が、うちの会社に入ってきました。

新卒が行っていた高校は、みんなが知っている、キラキラした素晴らしい高校。

正直プログラミングとは無縁の高校のイメージでした。

そう、芸能人がいっぱいいる・・


そんな世界をで生きてきた彼は、とてもチャラい感じで、ダルオが所属する会社に入ってきました。


研修中

彼は入社早々プログラミングの研修を受けてました。

研修中つまずくこともあったようでしたが、それでも元気な笑顔を見せてました。

本には答えが載ってますからね。

その通りに書いてけば、大体動くプログラムを書くことができる。

それが、ある意味地獄の始まりでした・・


プロジェクト参画

しばらくして、現場に投入。

現場にはうちから出向している先輩いて、忙しいながらも和気藹々とプロジェクトを進めていました。

まぁでも忙しいこともあり、お昼と夜休憩以外はほとんどパソコンの前でプログラミング。

しかも、保守案件ということもあり、作られたシステムに1個機能を追加すると行った内容で、既存のコードを見る機会が多かったようです。

システムは10年弱動いているシステムでした。


ある日突然

そんなプロジェクトに来て2週間が経った頃、チャラい感じで入ってきた彼の顔がだんだんと暗くなっていました。

話しかけても上の空。

お昼に話しても、無理に笑顔を作ってるのが、同じプロジェクト内の誰から見てもわかりました。


そして・・

彼は出勤してこなくなりました。


電話しても出ないため、不安に思った営業は家まで様子を見に行ったようです。

無事に会えたようですが、そこで帰ってきた答え。

僕もう無理です。電車に怖くて乗れません。頭の中にコードが出てきて、もうプログラミングできません・・ごめんなさい。


なんと彼はうつ病っぽい感じになってしまったのでした。(と言うかうつ病かと・・)


研修も1ヶ月ちょっと、しかもプログラミングとは無縁のところからのプロジェクト参加。


一日の内、既存コードを眺める日々。


研修とは違う、自分で考え自分でコードを作り上げてくこと。


楽しい人には楽しいけど、彼には合わなかったようです。


今、辞めた彼がどうなったのかわかりませんが元気に過ごしていることを願いします。


結局何が言いたいかというと

向き不向きがどうしても出てしまうのが、このエンジニアっていう職業かもしれません。

コードアレルギーって言うんですかね。

あれを発症する人は彼だけはなく、他にもたくさんいました。


研修期間中って、コーディングしても1ソース長くて100行程度なんですよね。


でもそれが実際のシステムを見ると1ソース1000行なんて一般的な現場もあったり、酷いところだとバッチ処理が10000行と書かれているところもあります。

正直何書いてあるかわからないとか、経験が長いダルオでもよく思ったりします。

なんだこの糞コードって(笑)


研修期間乗り切ったとしても、レベルの違うコードを初プロジェクトで見せられて頭がパニックになった可能性があります。


そこを乗り越えた人は、きっと今もエンジニアなんだろうなとダルオは思った所存です。

まだまだエンジニア続ける方は、無理せず楽しく仕事を楽しみましょう。


おしまい


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