見出し画像

尿道バルーン(ウロバッグ)カバーあれこれアレンジ

退院後、施設へ入居した父だが、
尿閉塞の状態が続き、尿道バルーン(尿道カテーテル)が入ったままだった。

おしっこの管がついたままの移動は不自由で、足元が危ない。
ズボンの着替えも管をまたいで足を入れたりと一人では難しい。
また体力も戻っておらず、ふらつきがあったので介助が必要だった。

尿を溜めるウロバッグ(ウロガード)を絶えず携帯せねばならない。
他の入居者の方々のお目汚しになるのも気になるので、カバーを作った。

主人が着なくなった古いシャツをリメイク。
材料費は極力かけない方向で!

ナースさんやヘルパーさんが尿の量を確認されるので、
脇にスリットがあったほうが便利なようだ。

プラスチックボタンで開閉。
シンプルな作り。

移動に便利なように肩からかけるベルトがあれば良い、とヘルパーさんからアドバイスがあり改変して試作。

尿の袋を吊るフックは、ペットボトルホルダーについていたものを流用。

ベルトは私のバッグについていたものを使用。
試作だから費用はかけないよ〜!

実際に散歩してみたが、
う〜〜ん…動くと袋の位置が安定せず、
カバーがずれてくる。

そこで、底になる布をつけてみた。
取り外しが簡単なように、底布もプラスチックボタンで開閉できるようにしてみる。

加えて、ゴムベルトで尿バッグを固定できるパターンも試作。
…しかし作りが悪いのか、いまいち固定できない。

なんだかんだで、一番最初のシンプルな作りのものが使い勝手が良いように思えた。

試行錯誤が一周回った頃、
尿がまだ出ないか管を外してテストしてもらったところ、
ちゃんと排尿できるようになっており、
父は尿バッグとサヨナラできた!

尿の管を入れる時、医師から
このままずっと入れっぱなしになる可能性がある、
父の年齢を考えると、むしろその可能性のほうが高いようなニュアンスでの説明を受けた。

元々、腎臓が悪かったのではないですか?とも言われた。
だが、過去の血液検査で引っかかったことはなく、そんなはずはないのになぁ…と納得できなかった。

尿の管を外してみるテストをお願いしてみて、本当に良かった。
テストしなければ、ずっとそのまま管で繋がれた生活だったろう。

管が外され、介助の手も減り、
一人でも動きやすくなった父は自信がついたような表情になってきた。
日々のリハビリの成果で筋力が戻ってきてくれたのがありがたい。
散歩にも出やすくなったことだし気晴らしに、また一緒にコーヒーでも飲みに行こう。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます…! 「おもしろかったよ~」って思っていただけたら、ハートマークの「スキ」を押してみてくださいね。 コメントもお気軽に!