「宵闇シンドローム」 :詩
破滅の9%か物足りない3%か
とりあえず浴びれば夢心地
真意と意識は今日もドブの底へ
混沌と静寂を繰り返す
僕は宵闇シンドローム
懐かしい海鳴りの公園が見える
希望や明るい未来を謳うのは
素敵だけど容易いことだね
絶望や暗い現実を歌うのは
憂鬱だけど必要なことだね
やつらのアクションが
心からの善意か 余裕の哀れみか
見返り目当ての薄っぺらい好意か
知る術もない僕らに
あれこれ考えず気楽に生きればいいと
世界は言ったけれど
「ほんとう」なんかを求めて
君は向こう側へ行ってしまった
あぁ僕はまだ薄明かりの街から
抜け出せないでいるよ
懐かしい夜の始まりを
今日もまた一人繰り返すよ
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