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光💡にある害

今まで睡眠の問題を抱えた方3000人以上、18歳以下のお子さんも150人以上診察してきました。

今回は私達の身の回りにここ15年間で、格段に増えたブルーライトについてです。

ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、380から500nmくらいのもの。パソコンやスマートフォンなど幅広く使用されているのは、皆さまご存じだとおもいます。

近年の大発見に、ipRGCという網膜の希少な受容体が、短い周期の光、特に460nmの光に特化した反応をして、視交叉上核にある体内時計への作用をするというものがあります。
体内時計は24時間よりも少し長い周期であるといわれ、光を日中に浴びることで、体内時計が整い、24時間周期で生活することができています。

一方、夜にブルーライトを浴びてしまうと、体内時計が遅れる方向に進むので、現代社会に見られる夜更かし、リズムの乱れにつながります。

視覚自体への問題として、角膜の変性や黄斑変性症のリスクを上げることも言われます。

今後、もっとブルーライトについては良い面と悪い面が分かってくる事もあると思います

読んで頂きありがとうございました。

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さくらねる
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