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Vol.6 ワーママが中学受験に挑戦した話(小6~冬の事前準備と埼玉受験)
※これは私が現在中1の娘の中学受験で経験したことの振り返りです。話があちこちにそれるかもしれませんが・・・どうぞお付き合いくださいませ。(前回のお話はこちら)
冬までにやっておくと良いこと
志望校が何となく決まり始めると、冬期講習まではひたすら塾→小テスト→模試の繰り返しに加えて、志望校の過去問大会が始まります。
過去問は塾からの指導で何年前の試験問題から実施すると良い、など教えてもらえるので便利ですが、その間に済ませておくと良いことの1つに「予防接種」があります。
特に冬が本格的に始まってからだとインフルエンザのワクチンが無いということもあったりします。小学生は2回接種する必要もあるので10月中に予約して、遅くとも年内に済ませておくのが良いかなと思います。
その他歯科検診や美容院など定期的に通っている所があれば、それも済ませておけると良いです。できる限り不要な外出で風邪などもらったりしないようにしておくと、少しだけ健康管理に関する心配も減ります。
※ちなみに我が家は小学校の卒業式で袴を着る予定だったので、その記念写真の前撮りも年内に済ませておきました。
志望校と受験科目決定
11月の終わりには塾と面談し、志望校の最終確認をしていきます。この日までぼんやりと考えていた志望校が、親子ともども一気に現実的になる瞬間です。
一般的には2月1日(受験初日)の午前中に「第1志望」校、午後には安定して合格を狙える「安全」校を持ってきて、1日目に合格が1校も出ずに不安を抱えて調子を崩してしまう・・・ということが無いように日程を組んでいきます。
ここでとても有難かったのは、先生が非常に慎重に進めてくれていたことです。
「午前中の第1志望校と午後の安全校は移動時間約40分だが問題なく移動できるか」
「第1志望が仮に落ちた場合、次の日の午前・午後どちらで再度受験するか」
「第1志望は何回まで受験できるか」などなど・・・
「大丈夫だとは思うけど、当日は本当に何が起きるか分からないです。」
「とても緊張してしまって実力を発揮できなかったり、
当日に体調不良で受験できなくなったり、というお子さんも何人も見ています」
「だからこそ、保護者と私達でできる限りのパターンを考えておき、
何かあった時に一緒に動揺するのではなく、落ち着いて次に進めるようにしておきましょう」
先生からそう言っていただけて、ようやく受験に対する心構えが整ってきた気がしたのでした。
埼玉受験について
ここで都内の中学受験には欠かせない「埼玉受験」について少し触れておきます。
埼玉の私立中学は受験時期が東京や神奈川よりも少し早く、1月10日前後に始まります。そのため、東京の私立受験の子たちは「お試し受験」として一度埼玉の私立中学を受験する子が多いです。
「埼玉受験」は正直塾の中でも「やる子」「やらない子」が分かれていました。
やるメリットはもちろん、「試験当日の雰囲気にのまれないように慣れておく」というものですが、
「行かないのに当日出歩くのは体力・時間共に無駄だし風邪でも引いたら困る」という保護者の方もいらっしゃいました。
我が家は2月の本番当日が午前・午後のダブル受験を控えていたので、体力的にも持つのかどうか心配だったため、試しに2カ所で「埼玉受験」をすることにしました。
知らない土地は事前準備が大事
もし仮に志望校でない所でお試し受験する場合でも、
一度受験場所の下見はしておいた方が良いと思います。
特に埼玉受験の場合は、受験場所が学校ではなく「大宮駅」など大きなターミナル駅近郊の会場を借りて実施するケースがあります。
慣れない土地で当日バタバタして場所が分からず遅刻したりすると親はもちろん焦りますし、子供にも過度なストレスがかかります。(実際に当日は大宮駅で場所が分からず焦ってる親子連れを何人も見かけました)
そのため、前日までに必ず
・試験の開催場所とそこまでの所要時間※実際に会場の中や学校の場合は門の前まで行ってみるのが大事
・終了後、昼食や休憩が取れる場所の確認
・自分の待機場所の確認
・(午前・午後両方受験する場合は)午後の開催場所までの移動手段とその所要時間
を自分の足で行って、確かめておくのが良いと思います。
※(Vol.7)へ続く予定です。またお時間ある時に、お付き合いくださいませ。