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『ベイビーわるきゅーれ』と、ごめんねって全然言えないウチ

 『ベイビーわるきゅーれ』だいすき!この映画って、まじで絆と仕事の物語。自分の中の確固たる仕事論を、まだまだ掴めずにいる若い女としとて、グッときたので書き留めておく。

 女子高生で殺し屋のちさととあかり。高校卒業に伴い、バイトを探す2人がメイド喫茶で働くことになったところが特に好きで。
 まひろは、メイド喫茶のバイトがつらくて、楽しそうにメイドさんをしてるちさとにちょっと嫌味なことを言っちゃう。
 自分ができないことをできる人をついついバカにしてしまうのは、私にもあること。本当は羨ましかったり、感心していたりするのに、「私にはできない(笑)」って、なんか上から目線で言ってしまう。。。素直に褒めて、アドバイスとかされたらムカつくし、プライド傷つくし。 

 私は営業の仕事をしている。営業職で結果を残している人って、とにかくサボらない人だと思う。話がおもしろいとかも大事だろうけど、真面目に足を動かして、信頼を得た人に仕事が集まってくるイメージ。
 成績の良し悪しは自分次第みたいなところがあるから(どんな仕事もそうだろうけど)、だからこそ、めちゃくちゃ人と比べちゃう。努力の量とか、性格の違いとか、容姿とか。

 私の会社には、成績いいけど、”イタいやつ”認定されている同僚がいる。私も「あいつイタいよね~。」と言ったことが何回もあって、でも本当は、努力できる姿にルサンチマンを抱いているだけで、そういう自分がいちばんダサいこともわかっている。
 明るくて、真っ直ぐがんばっている人が近くにいるから、そこから目を逸らしたくなる。現実と向き合わないために、「向いてないから。」って言葉で、「あんな風にはなりたくないし。」って言葉で、自分を正当化しちゃう。

 ただ、”イタいやつ”と一緒に過ごしてわかったこともあって、あの子にはあの子の性分があり、がんばってうまくいったときが楽しいからやっているだけだという。そしてなにより、向いているという自覚があるらしい。そんなの、誰にも負けるはずがない。
 「向いてることに出会えたら、私ももっと頑張れるかな?」と聞いたら、「そりゃそうでしょ。」と言われた。心強かったし、謝りたいと思った。バカにしてごめんって。わざわざ言わないけど、もうこの先バカにしたりしないよって心の底から思っている。

わたしの『ベイビーわるきゅーれ』Filmarksレビュー。いいね1件。ありがとう♡

 結局、殺し屋であれ、営業であれ、メイドであれ、向いているからといって大金持ちになれるとか、ぜんぶうまくいくとかはないんだろうなってようやくわかってきた。せっかく続けられそうだったメイド喫茶で、うっかりヤクザを殺してしまったちさとのように。
 余談だけど、些細なことでブチギレまくるヤクザ浜岡がニューヨークのコントすぎるから見てほしい。


 向いている仕事なら、困難に直面しても乗り越えようと思うかもしれない。
 やる気に満ち溢れている自分、興味ある。いつか出会えるといいなあ。

『ベイビーわるきゅーれ』は、U-NEXTでみられるよ♡

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