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私による私のためのティータイム🫖

美しいティーカップに香りの立つ綺麗な色の紅茶。お茶請けにスコーンとジャム・クロテッドクリーム。

これがあれば、どんな時も私はご機嫌になれる。

不安や心のモヤモヤは紅茶に入れるお砂糖と一緒にカップの中で溶かしてしまおう。

暖かい紅茶を一度、口に入れれば何故か心が落ち着いてゆったりとした気持ちになれる。自宅で丁寧に淹れた紅茶も好きだけれど、素敵な空間でいただく紅茶はもっと豊かな気持ちになれる。

時より開催する、私による私のためのティータイムは横浜にある【えのき亭】が1番のお気に入り。近隣の西洋館徒歩でを巡り、ここで一休みするのが私のお気に入り。読みかけの本を片手に明治時代の西洋館が残るこの場所で、当時の人たちの暮らしに思いを馳せると心が躍る。

店舗はかつて1927年に建築され、かつて外国人居留だった山手に残る数少ない西洋館のひとつだ。窓の外に見える大きな木も当時からあったものなのかもしれない。

どんな暮らしをしていたのだろうか、どんなお洋服を着て街を歩いていたのだろうか、異国の地である日本を横浜をどんなふうに感じていたのだろうか。この窓から見える景色はどんな風に見えていたのだろうか。

想像することしかできないけれど、私にとってティータイムは何にも代え難い楽しみの一つである。うつ病を患ってから動くことの少なかった心がときめいて、また世界が少しだけ鮮やかに見えるそんな魔法のようなものだと思う。

少しだけ現実から離れ、想像の旅に出たり自分と向き合うことのできるそれはコンディションのいい日にしかできないけれど、次にできるティータイムを楽しみに生きていこうと思っている。

皆さんにとってのティータイムは何ですか?

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