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DIET BUTCHER SLIM SKINの魅力

音楽性、アート性を捉えた独自の感性

20代前半自分は兎に角服装で独創性を見出したいと思っていた人間だった。
友達が美容師ということもあり、髪色をオリーブにしよう!といって緑にしたり、チェリーは映えるっていって赤色に染め上げたり、ラインを入れてみたり、モヒカン、坊主とかっこよさを追求していた。
服装もDCブランド全盛期ということもあり、衣料に掛けたお金が大半だった。
そんな時に出会ったのがDIET BUTCHER SLIM SKINだった。
当時の自分のかっこよさとマッチしていた。
繊細だが、衣類にわざとダメージを入れてみたり。
かと思えばスポーティーなイメージを入れてみたり。
重厚感があるディテールを用いることもある、アート性の高い衣料。
ロックやテクノ調に強い服を作り上げている。

はっちゃけたい自分にドストライクのブランドで。

ブランドネームが心躍らせたことを今でも覚えている。

デザイナーへの憧れ

デザイナー深民尚(ふかたみひさし)さんのストーリーがかっこいい。
学生時代のアルバイト先がアパレル会社だったことからファッションの世界に興味を受け、独学で服を学んだ。
大学卒業後、アパレル系会社に就職したが、デザインの仕事ではなかったようだ。
ただ、時間を捻出し独学で服作りをし続けた努力の人だ。
その努力が認められ、会社から「DIET BUTCHER SLIM SKIN」を立ち上げることとなった。
たたき上げのブランドなのだが、デザイナーの好きが溢れているからこそ、繊細でかっこいいのだ。

その後独立をし2002年からスタートし、18年目を迎える。
近年ではパリメンズコレクションにも発表している。

好きは仕事になる

学校に行くことが全てではない。
人生を歩んでいく中で熱中出来るものがあり、それを仕事にする。
そのことが今では反響を呼び、世界に発信し流行を創る人になっていることは勇気づけられるのではないだろうか。

もちろん、働きながら合間をぬって服を製作していたわけでそれを会社に認めさせるということは、与えられた仕事は十分にクリアしていたと想定で出来る。

偶然にも高校生の子から進路を相談される機会があって。
先生は就職か進学を進めるが、自分はやりたいことが見つかって勉強できる大学しか行かないし、就職することがゴールになっていて未来のことは教えてくれないという。
光明では無いが、深民さんのような生き方もある。
今回noteに書いたブランドを仕入れたため、ふと書きたくなった。
ファッションは文化を創っているのと同じように、時代やその時のトレンドを通して、夢をみさせてくれると今でも思っている。



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フローリスト堀祐次郎
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