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6日目 父の愛ー世界の反転ー

父との心の距離はちょっと遠い。
愛されていないわけじゃないけど。
大事に思ってくれているのだと、頭ではわかっているけど。

いつも言葉にならない、心のすきま。
でも、やっぱり一般的に考えて、とっても愛されているよなぁと着地して、笑顔で冗談をいう私。

無口で笑顔の父。
時折出る、母のちくっとするトゲのある言葉にも動じない。
感情が凪。
私が子供の頃の父は、平日は仕事、休日は座椅子でテレビ。
父は私への関心があまりないように感じた。

私の名前だって、ろくに呼んでもらえてないしな・・・って。
これは、ふとした瞬間によく頭をかすめる感覚。
でも、スッとスルーする。
もちろん父本人にも言わない。


夫が今日まで不在のため、私は実家に遊びにきていた。

夫がもうすぐ帰宅するので、今日もいつも通り、私は両親に笑顔で挨拶をして、実家から帰ろうとしていた。

でもなぜか今日は、見送りのために玄関まで来てくれた両親に、その小さなわだかまりが言葉になって、ぽろっと出た。
(人間関係のマトリックスの勉強会で昨日、ちょうど父の話をしたからかもしれない…無意識ってすごい)

『お父さんは私の名前を呼ばないよね』と。

そうしたら、父も母も『名前、呼んでるよ』ときょとん。
さも当たり前といった様子で。

・・・。

その瞬間、ふわっと何かが変わった感じがした。
『あれ、私、名前呼ばれてたかも・・・?』

なんだか感覚と記憶が呼び起こされる。
私の名前を呼ぶ父の声が頭の中に浮かぶ。

あれ?
私のさびしさが記憶を曲げていたのか・・・
でも個人的には、世界がくるっと反転してしまったかのような、
でもそれがさも自然といったような不思議な感覚。

あとから、父が私を愛してくれているという感覚と、その証拠みたいな感じで、最近の言動が浮かんでくる。
“あぁ、私の見送りのためにお風呂に入らず待っていてくれたなぁ”
“私の忘れ物に気づいて、電話をしてくれて、届けに来てくれたなぁ”
“行列で大人気のパイ生地お菓子を私のために買ってきてくれてたなぁ”

noteを書き始めてから、不思議な感覚が増えている感じがする。
これが自分と向き合いつつある、見える世界が変わっていくということなのか…?

変わったのが自分なのか、世界なのか分からない。
でも確実に変わっている。
愛のあふれる感覚の世界に。

もしこれが物語だったとしたら、これから起こることの序章かもしれない。
世界の反転、ここからがはじまり、はじまり〜。

明日はまた違った不思議な世界と出会えるかもしれない。
そんな楽しみと期待を持ちつつ、今日はここらへんで締めくくります。

もし読んでくれた方がいたとしたら、心からありがとう。

ではまたあした〜。
おやすみなさい。

おきゅー

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