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#生きる仕組み を読んで感じた現在の自分について。
【#生きる仕組み】
#養老孟司 先生と #名越康文 先生の対談をまとめた本
半年前くらいだったら「わかる〜」と思っていた気がするけど、今は「わからん・・・」という感想w
わかったのは、
「1つのみかんと1つのみかんを足したら2になるという理屈は人間が作り出したもの。自然界から切り取られた概念であり真実ではない」ということ。
みかんは大きさも質量も違うのに、どうして同じ1になるのか。人間的には2つのみかんでも、みかんに聞いたら「あいつのみかんとおれは違う」と言うはず。
という説明に、同感!
たとえがわかりやすいや〜
昔大学の算数指導の授業で 「1かたまりの粘土と1かたまりの粘土、足したらどうなる?との質問に、大きい1、と答えた子がいた。さて間違っているでしょうか?」と問われた。
その時の私は、直感的に「違う」と思って、
なぜ違うのかを無意識に説明(説得)しようとした。
でも、違うんだよね〜
小さい1と小さい1を合わせたら大きい1、というのも間違いではない。いろんな解釈や切り取り方がある中で、「1+1=2」という概念世界を押し付けているだけである。(そして我らも押し付けられているだけである)ということを自覚させてもらった。 そんな学びをおもいだす。
そんなところを本の中から切り取って「わかるわかる〜」としたくなってしまう私の瞬間もあるが、今日の私は違った。
回路が複雑すぎて自我ができてしまった人間
でもその自我が個人というあまりにも小さい単位に閉じてしまったこと
解剖は修行だってこと
そうなんだ〜、と思うより他ない。
今現在の自分が、具体的で論理的で、パッとできることを求めているんだな〜ともふりかえる。
壮大な、先祖から代々受け継がれてきた命とか、地球とか、日本とか、今目の前にあることをそのまま見るとか、大きく豊かな感性に流されていくような質感のものをキャッチできてない自分。
こうやって人の言葉が壁になって、いまの自分を知ったり感じたりできるのも、本の良いところだよね。
またもう少し情緒的な瞬間(数ヶ月後かな) 読み返してみようと思う
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