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小牧幸助さんの企画「紅葉から」に参加させていただきます☆ お題「紅葉から」から始まる物語…
北風と太陽のお話、知ってるだろう。 無理やりやらせようとしても、やるわけじゃない。 暖かく…
小牧幸助さんの企画「十二月」に参加させていただきます☆ お題「十二月」から始まる物語 【…
秋と本気でやり合いたいと思った。 だから私達はエッセイを書くことにする。 読書の秋 スポー…
レモンから勢いよく、たくさんのしずくが飛び散った。 あるものは、レモンをギュッと絞った女…
花火と手袋は、顔を合わせることがない。 花火は主に夏に上がるし、手袋は寒い冬に使われるか…
花火と手だけが写った写真。でも、手に取るように覚えている。これは、あのときあの子と一緒に手持ち花火をしたときのだ。卒業アルバムに挟まれたその写真を見ながら、まだ成人前のひと夏の夜を思い返す。 もう十二年前になる。高校三年生だった。 あの日、突然誘われた。 「うちと花火しようえ」 話したこともない僕にかけられた言葉。なんで、僕? 「え、なんで僕なん? あ、いや、お誘いありがとう。うれしいけど、その、僕たち、クラスも部活も違うし、そもそも話したことないやん」 彼女はひ