【詩】毎朝
夜のカーテンから太陽がひょっこりと顔を覗かせる時、少しだけ嫌な気分になる。
ああ、もう起きないといけないのか。
正直、起きたくない。
「嫌だな……暫く、寝ていたい」
そんなことを考えていた時、部屋全体に鐘の音が何度も鳴り響く。
「仕方無い、起きるか」
どんな、一日になるのだろうか?
辛いのか、嬉しいのか、分からないけど進むしかない。
顔を洗って、歯磨きして、服を着替えて、食事を取り……後は靴を履いたら、用意は万全。
「いってきます」
不安はあるけど、私は生きていく。
そうして、今日も私の物語が始まるのだ。