gajiro
完成までもう少し
木取り
袈裟をコツコツ彫り出しています。 なかなか複雑で面倒くさいです。
右手をさげて、錫杖を支えていて。左手でなんか持っているパターンで作っています。 だいたい身体ができたので、衣装を切り分けています。 体は、仏像彫刻という、松久仏所さんに掲載されているお地蔵さま。たぶん、長命寺の地蔵様で今は奈良国立にあるらしいお像がベースになっていると思われるを参考にしています。
少しごついかなと感じたので、若干のボリュームダウンをおこないました。 如来や他の立派な髪の毛をたくわえた菩薩にくらべて、スッキリしているお像が多いのかなと、思っての対応でした。 参考は藤田美術館の快慶のお地蔵さま。
仏頭を掘った要領。 そのままの寸法なので、比較的素直に進められたと思います。
教室では一つを八部でつくっているのですが、少し大きいのもチャレンジしたいなということで、一尺のお地蔵さんも少し後追いではじめてみました。 好きなスピードで進められるので、追い抜いてしまいました。
前面の基本的な形が出てきたので、背面を作り始めます。 衣装の構造を勉強。第一段階として、背面の袈裟を切り込んで、背面の腕と身体を切り分けました。
身体の大まかなかたちが見えてきたので、足首の位置を少し詳細にだしていきました。
体と腕の関係。位置取り。
肩をまるめました。 腕の場所を確認するための線を引いています。
胸を斜に落として、足首の最も基本的な木取り。 その後、縦方向をおとしていきました。 頭を筒に丸めて、背中を軽く面取り。 襟を整えて、肩を造る準備。
お地蔵さんを彫り始めました。 基本木取り。
最終的に困らないように、図面にそってパーツが入るブロックを掘り出していきます。
体のパーツを、彫り分けます。 基本的には、四角の中にパーツが入るように。 顎下。 頭の面取り。 腕。 体の筒の意識。 など
細かい違和感を少しずつ修正しながら、作例の範囲内でなんとか、現時点の範囲内でまとまってきたように感じます。 微調整は時間がかかりますが、早く仕上げて次にいきたいです。 次はお地蔵様。