安心は、ほんのひとことから
先日ひさしぶりに長男の学童のお迎えに行った。毎日のようにお迎えに行っていたのは1年生の前半と冬場の夕方の暗闇が早くなる頃くらいで、2年生になるとほぼ完全に朝1人で学校行って夕方学童から1人で帰ってくる。友達とおしゃべりしながら寄り道しながら帰るのも楽しみのひとつみたい。保育園の頃は今日何があってとか何が心配でなど担任の先生に直接会話する機会があったから、彼について知る場面が激減して少し寂しくもあるかな。今は彼の全部を見ることが普通ではなくなり、成長を頼もしく思う。でも家ではいつも落ち着かず騒騒しく…彼について気がかりなことを私は飲み込むことが多くなってきた。
学童保育の先生で会うと涙が出そうなくらいに安心するオーラを持っている方がいる。彼女に会うと本音がぽろっと出てしまう。帰りの準備をしようとおもったら友達にちょっかい出されて遊びだして迎えに来た母を忘れている長男を見ながら「まだしばらく落ち着かないんでしょうねえ」とぽろっと言った。先生は「落ち着いてる小学生の男子なんていないわよ」ってカラカラと笑った。ぱっと視界が開けて長男だけじゃないところにも目がいくようになった。確かにみんな、バタバタしている。ハアハアしながら騒いでじゃれあっている。そしてみんな汗だくで、くさくて、キラキラしていた。
遠足の日。彼は朝の6時きっかりに起きてきて、半開きの目でふらふらしながらリュックに持ち物を準備して「7時に起こしてね」と言ってまた寝にいった。
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