【ミラータッチ共感覚】どういうモノなの?
今日は『Mirror-touch Synesthesia』をご紹介したいと思います。
『共感覚』についてご存知ない場合は、わたしのNote内にあるマガジンを
覗いてみて下されば、そちらに記事がいくつかございます:
※共感覚は病気ではありませんが、病気マガジン内にまとめてあります。
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◆ミラータッチ共感覚って何やねん?
『ミラータッチ共感覚』とは、レアな共感覚の一つです。
簡単に言うと、『他の人が感じた事を、自分も同じように感じる』、です。
この広い世界で、この能力を所持する者は、ほんの2%ぐらいらしい…。
通常、共感覚には『目で見える』タイプの『プロジェクター』達と、
『身体や空間などで感じる』タイプの『アソシエイター』達が居ります。
このミラータッチ共感覚はアソシエイター専門なので、レアなのです。
(※プロジェクターよりも、アソシエイターの方が、はるかに少ない。)
わたしは強力なアソシエイター(&ちょいプロジェクター)なので、
ただでさえマイノリティーである『共感覚を持つ能力者達』の中でも、
そっからさらにマイノリティーなので、果たして今回の記事の内容を
理解してもらえるか…が不安ですが、がんばって説明してみます。
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◆ミラータッチ共感覚の例:
他の人が感じた事を、自分も同じように感じる。
コレには数パターンあって、どれもミラータッチ共感覚なのです。
◇パターン1:
例えば、AさんがBさんの肩をチョンチョンと叩きます。
Aさんも、Bさんも、Cさんには一切触れておらず、距離も遠いです。
しかし、Cさんはたまたま、BさんがAさんに叩かれるのを目撃します。
そうしたら、まったく無関係なCさんが、肩に触れられたように感じます。
そう、Cさんはミラータッチ共感覚者なのです。
ただ、Aさんに肩をチョンチョンされて、Bさんが『痛い!』と思っても、
Cさんも必ずBさんと同じように『痛い!』と感じるとは限りません。
Cさんには、虫が肩にとまった程度にしか感じないかもしれません。
それでも、『肩に何かが触れた』という感覚だけは、同じなのです。
◇パターン2:
Aさん、Bさん、Cさんが、殺人モノの内容の映画を観ているとします。
AさんとBさんには、共感覚の能力がありません。 Cさんは能力者です。
映画の中で、主人公が何者かによってナイフで刺されます。
共感覚の能力を持たないAさんとBさんは、『ふ~ん』で終わります。
しかし、Cさんは映画の中の主人公と同じように、痛がってしまいます。
主人公がナイフで腹を刺された瞬間、Cさんのお腹にも痛みが走るのです。
AさんとBさんはそれを見て、『なんでお前が痛がっとんねん』と思います。
それは、Cさんがミラータッチ共感覚を所持しているからです…。
仮にDさんという人も一緒に居たとして、そんな痛がるCさんを見て、
『なんか見ているこっちまで痛いわー』と感じた場合、Dさんも
ちょいミラータッチ共感覚者だと言えます。
ただしDさんの場合、『ちょい』なので、映画の中で刺される主人公を
見ても、特に何とも思いません。 だけど、『実際に目の前に居るCさん』を
見て痛みを感じたのは、それが『現実での出来事』だからなのでしょう。
つまりは『目の前で観測して、認識』出来たからという事なのでしょう。
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◆ミラータッチ共感覚者は、エンパシーが高い:
他人の痛み(精神的な物でも)を感じ取ったり、共感したりする能力が
ズバ抜けて高い為、ミラータッチ共感覚者はとても優しい人間です。
貴方様が泣いていた時、一緒に泣いてくれた人は居ませんでしたか?
その人も、能力者であったに違いありません。
そんな優しく共感力の高いミラータッチ共感覚者に向いている職業:
精神科医、医者、フィジカル・セラピスト、マッサージ屋さんなど。
実際、わたしがマッサージを誰かに頼まれる時、100%の確率で
『あれっ? メリカってなんか、マッサージするの上手いよね?』と
必ず言われるので、確かにマッサージ屋も向いているのかもしれません。
昔、泣いている子を見て、わたしまで泣き出した経験があります。
当時は、自分の涙の理由が解らず、意味も解りませんでした。
でも今考えてみると、もうあの時からすでに、わたしはミラータッチ
共感覚があって、HSC(HSPの子供版)でもあったのでしょうね。
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◆ミラータッチ共感覚と、HSPとの深い繋がり:
この部分は、わたしの勝手な『独自の脳の研究』による答えです。
何かの本に書いてあったり、専門家から聞いた訳ではありません。
わたしは医者でも専門家でも無く、『ただのそこら辺の人』なので、
間違っている可能性もありますので、鵜呑みにはなさらないで下さい。
わたしは前々から自分のNoteで、HSP、共感覚、脳科学、病気類の
関連性についてお話して来ましたが、今回もそれです。
HSPな人も、エンパシーが高いと言われていますよね。
しかし、ミラータッチ共感覚者と比べると、同じレベルなのでしょうか?
答えは恐らく『NO』ですが、HSPな人が最も、ミラータッチ共感覚を
習得し易い気質や体質である事は、間違いないと思っております。
HSPな人の場合、誰もがミラータッチ共感覚の素質があると思います。
それが育つか育たないかは、それぞれの人生によるのだと思います。
わたしの場合、元から共感覚があり、元からHSPでもありました。
さらには、脳に関する様々な原因不明の病気を抱えております。
普通の『鬱病』も脳の病気だと認定された為、わたしは現時点で、
6つも7つも脳に関する病気を患っている事になります……。
それらが全て混ざり合い、『わたし』が在ります。
わたしは、『犯罪』であったとも言える虐待や、壮絶なイジメに遭い、
脳に様々な大ダメージを負い、ミラータッチ共感覚が育って行ったの
ではないかなと思っております。
とても悲しい思いをしました。
とても切ない思いをしました。
とても淋しい思いをしました。
とても痛い思いをしました。
とても死にたい思いをしました。
『そういう心や脳が痛む経験が、この能力を育てるのではないか?』
…と、勝手に考えております。
ロクな人生ではありませんが、人様の痛みに寄り添えるような人間には
なれたとは思っているので、わたしはやはり、不登校だとはいえども、
今からでも脳科学に関する猛勉強をして、医者になるべきか…?
いつも共感覚や病気に関する記事を書く度に、そう思ってしまいます。
わたしはほぼ全ての鬱病持ちで、HSPで、しかもマイノリティーである
HSPの中でも、さらなるマイノリティーなHSS型HSPです。
さらには共感覚の能力者でもあります。
そんな『人生のマイノリティー・オブ・マイノリティー』なわたしに
出来る事と言えば……同じような人達に寄り添ったり、こうして独自の
研究によって得た情報や答えを、どこかにアウトプットして、
世界とシェアして、医療界や専門家達に貢献する事なのではないかなと…。
………。
闘病エッセイ漫画を出版した後からにでも、
お医者さん(脳科学の)になる為の勉強をしようかな…?
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◆オマケのエッセイ漫画:
オマケ。
ちょっと前に描いた、ミラータッチ共感覚が登場するエッセイ漫画:
もし宜しければ応援と金銭的サポートをお願い致します。 闘病エッセイ漫画を描く為の材料費にしたり、 生きて行く為に大切に使う事を誓います。