気になる! デザインと心理について
デザインの世界は、見た目の美しさや機能性だけではなく、人の心にどんな影響を与えるか、という心理的な要素も重要です。
今回は、デザインと心理について、少し話していければと思います。
◆ 色彩心理
「色が感情に与える影響」
色にはそれぞれ心理的な効果があることをご存知でしょうか?たとえば、青は落ち着きや信頼感を、赤は興奮や情熱を引き起こすと言われています。だからこそ、企業のロゴや広告では、伝えたいメッセージに合わせて色が慎重に選ばれています。
たとえば、飲料メーカーが夏に発売する新商品には、冷たさや爽やかさをイメージさせる青や緑がよく使われます。一方で、冬の限定商品には、温かみを感じさせる赤やオレンジが採用されることが多いです。
◆ 形とレイアウト
「直線か曲線か?」
形やレイアウトも人の心理に大きな影響を与えます。直線的なデザインは規律や安定感を感じさせ、一方で曲線的なデザインは柔らかさや親しみやすさを演出します。
たとえば、銀行や保険会社のウェブサイトでは、しっかりとした直線的なデザインが多く採用されており、信頼感を強調しています。それに対して、子ども向けの商品パッケージやサービスでは、曲線を多用し、親しみやすさや安心感を引き出すデザインがよく見られます。
◆ まとめ
デザインはただ美しいものを作るだけではなく、人の心に働きかけ、行動を促す力を持っています。色彩や形など、案外心理学的な裏付けがあったりします。