【観劇レポ】日本キャスト版ウエスト・サイド・ストーリーSeason1
1.概要
ウエスト・サイド・ストーリーSeason1
2019年11月9日(土)12時30分開演
2.内容
60年繰り返し公演され続けてきた名作ですからストーリーをご存じの方もいらっしゃると思いますが、私のように今回初めて観る方もいらっしゃると思いますので、簡単にストーリーを紹介します。
舞台は1950年のニューヨーク・ウエストサイド。ポーランド系アメリカ人グループ"ジェッツ"とプエルトリコ系アメリカ人"シャークス"の2グループの抗争が絶えず起こっています。その中で敵グループながら運命的な出会いをした元ジェッツのトニーと、シャークスのリーダーを兄に持つマリアの純愛が描かれます。
二人の想いとは裏腹に憎しみ合うジェッツとシャークスのメンバー達。決着をつけようと起こした決闘で死者を出すことになり、両者ともに大きな悲しみに包まれます。憎しみが憎しみを呼び、悲しくやるせない最後を迎えます。
演出自体はこの360度回転するステージアラウンドという劇場に合わせ新演出となっているので、客席が回る不思議体験と一緒に、劇場でお楽しみください!
3.感想
一足お先に制作発表に行っていました!
実はこの歌唱を聴いた時、マモと笹本玲奈さんの歌い方が違いすぎて、別々のものに聞こえてしまったんですよね。でもきっとこれから稽古が始まってもっと良くなっていくだろうな…と祈るような気持ちで公演まで待っていました。
そして先日、ドキドキしながら開幕直後の2公演目を観に行ってきました!
やっぱりマモは期待に応えてくれる俳優であり、それを実現させる器用さを持っている人だ!!!と改めて感服。歌い方が全く変わって美しい声が笹本さんの声と溶け合っていました。
そして笹本さんもマモもさすが、少年少女の純粋な感情を演じられていて、まっすぐに届いてくる。まだ2回目でこれほどとはこの後の公演も楽しみです!
マモファン的にはキスシーン、ベットシーン、上裸、白T+ジーパンの雄っぱい、足が長すぎる(いつも通り)など様々な事件が起きまくりでてんやわんや…!これをしょーたんもやってるなんてファンどうなっちゃうの!!!!!!!!!声優の生キスシーンなんて誰も見る機会がないので、界隈は本当に大混乱です笑
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さて、キャストの皆さんの迫力のあるしなやかなダンス、かっちょ良い音楽、歌と、とても満たされた気持ちで会場を後にしましたが、物語はそう幸せな終わり方はしないのです。
登場人物の中ではドクの気持ちが一番わかるかな、と思います。
「縄張り争いの何がそんなに大切なんだ?」「どうして争うことをやめられないのか?」
一方で少年たちの絶対に負けられないプライドも分かるような気がする…。何も楽しみの無い日々に、決して恵まれているとは言えない家庭環境、肌で感じる社会情勢。その不安定さを映す鏡が純粋な少年たちの心だったのでしょうか。
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さて、今のところ蒼井しょーたんトニーを1回、マモのトニーはあと2回観に行く予定です。その時々の進化とWキャストの違いを楽しみつつ、私自身ももっとウエストサイドストーリーを学んで、理解を深めて行きたいと思います。(ちなみに玲奈マリア1回、きいマリア2回、アニータ・リフ・ベルナルドは全部三森・小野田・中河内でした。)
4.公演情報
ウエスト・サイド・ストーリーSeason1
2019年11月6日(水)~2020年1月13日(月・祝)
チケットまだまだ発売中!※当日券あり
全席指定15,000円
キャスト
トニー:宮野真守/蒼井翔太(Wキャスト)
マリア:北乃きい/笹本玲奈(Wキャスト)
アニータ:樋口麻美/三森すずこ(Wキャスト)
リフ:小野田龍之介/上山竜治(Wキャスト)
ベルナルド:中河内雅貴/水田航生(Wキャスト)
ドク:小林隆
シュランク:堀部圭亮
クラプキ:吉田ウーロン太
グラッドハンド:レ・ロマネスクTOBI