見出し画像

フランス生活19年を経て、シングルマザーの挑戦と未来

こんにちは、杏仁(あんにん)です。
こちらのnoteでは「50代からのお金の話」として、私、アラフィフの杏仁が自分の悩みや困りごとを通して、老後に安心できる資産形成について書いています。

今日は、自己紹介として私の人生の物語を少しお話しさせていただきます。
私が、ここまで歩んできた道のりには、人生の転機や波、そして低迷期がありました。

でもその一つ一つが、今の私の土台となっていると感じます。
平凡とはいいがたい私のこれまでの生き方を綴りましたので、ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです♪



「悩みがないのが悩み」な思春期

小中校、そして大学生と私は特に挫折も栄光もなく「普通」のど真ん中で暮らしてきました。
悩みがないのが悩み」のような拗らせてた思春期ではありましたが、今思えば恵まれていたと思います
両親は厳しかったけど、大人になった今まともな常識を教えてくれ、十分な教育を与えてくれ、そして今でも変わらずに私を助けてくれる存在。 感謝しかないです。
当時はそのありがたみに気づかず、やや反抗的な態度をとったこともありますが、誰もが通る平凡な学生時代を過ごさせていただきました。


会社員から結婚後フリーランスへ

私は大学を卒業してから数年ほど会社に勤めていました。
デスクワークで特に専門的な職ではありませんでしたが、一般的なビジネスの常識はここで学びました。
3年ほどの会社勤めでしたが、これは私のその後の人生の大きな学びとなっています。
フリーランスでうまくいく人は、たいてい一般ビジネスの常識が身についている人だと思います。
社会人経験なく、いきなり一人で事業を始めるのはとても難しいように思いました。
20代半ばで結婚し、そのタイミングで当時勤務していた会社を退職しました。
そして、結婚・退職をきっかけに自分の道を模索し始めました。
当時、夫も私も個人事業主で、自由度の高い働き方に惹かれたのです。
とはいえ主婦が家庭内で始められることは限られていました。
最初は趣味の延長のような小規模な物販から始めました。
家事の合間に作業して、最初の一年の利益は月に10万円ほどでした。
決して多くはないけれど、家にいながら自由に楽しく働けるスタイルは、私の性に会っていたように思います。


フランスでの19年間、異国での子育て

結婚から1年後、夫の仕事の関係でフランスへと渡りました。
会社勤めの人の駐在生活とは違い、ほとんど何のつても保証もない中での渡仏でした。
思い切った夫の決断に最初は戸惑いましたが、海外生活への憧れもあり、思い切って移住することにしたのです。
最初は2・3年程度のフランス生活を想像していました。
しかし、最終的にその後の19年間をその国で暮らすことになりました。
この間に3人の子供を授かり、現地の病院で出産するという貴重な経験がありました。
外国での出産や子育ては、ここでは語りきれない不安とストレスでしんどいことの連続でした。
この異国での出産育児の中で、それまでになかったたくさんの困難と向き合うことになりました。
慣れない文化や言葉の壁が大きく立ちはだかり、助けてくれる家族が夫しかいない中での子育ては、想像以上に難易度の高い経験でしたが、過ぎた今となっては楽しい思い出でもあります。
何よりも子供たちと一緒にフランスという新しい土地での日々を過ごせたことはかけがえのない経験です。


フランスでも継続したフリーランスでの物販

最初の数年間、そして出産や子育てで自由時間が作れなかった時は、フランスでの生活に慣れるだけで精いっぱいの暮らしでした。
だけど何年か経つと「仕事」がしたくなってきました。
そこで、渡仏前にしていた物販の仕事を再開したのです。
元々やっていたことの再開なので、すんなり始めることができたかというとそうではなく、国が変われば法律や規則が違います。
言葉の壁で挫折しそうになりましたが、ひとつづつ疑問や問題点を解決し、無事にフランスでもフリーランスで働き始めることができました。
とはいえ以前とは違い、子育てというメイン活動の隙間時間での運営です。
利益は生活できるほどの額ではありませんでしたが、それでも、海外でも仕事をすることができるのだという大きな自信が生まれました。
この、フランスでの19年間について語れば本が10冊くらい書けそうですw


帰国、そして離婚

フランスでの19年間が終わり、家族とともに日本に帰国。
やっと日本での家族5人での生活がスタートしましたが、人生とはなかなかうまくいきません。
様々な事情が重なり、夫とは離婚することになりました。
一応円満離婚ですので泥沼トラブルはありませんでしたが、当時一番下の子はまだ小学生でしたので、親の都合で心身に負担を与えるのではないかと心配でした。
ところがさすがのフランス育ちの我が子たち。
「親の離婚」というものが周りで珍しくなかった環境で育ったものですので、意外と冷静に受け止めてくれました。
自分で選んで決めたこととですが、それでもシングルマザーとしての生活は、不安でいっぱいでした。
だけど、海外生活でもなんとか乗り越えられた自分を信じて、3人の子供たちを支えるため、再び奮い立つ必要がありました。
自営業で続けていた仕事も、単なる「小さな収入源」ではなく、生活を支え将来の資産を築くための本格的な収入源として確立させる必要がありました。

シングルマザーとして再スタート

シングルマザーとして人生を仕切りなおした時、私はすでに40代半ばの年齢になっていました。
それまで夫と二人での人生を考えてきた私。
フリーランスとして働いてきたとはいえ、その収入額は決して多くはありませんでした。
ひとり親として子供を育てていくのに十分な収入が必要となった私は、これまでの仕事量を大幅に増やし、自由時間の全てを仕事の時間に費やしました。
その結果、収入はある程度まで増え、贅沢をしなければ何とか暮らせる程度までにすることができました。
また高齢の両親が心配なこともあり、実家近くで生活を始めたため、本当に困窮した時には助けてといえる「逃げ込み場所」がありました。
今のところ頼ったり逃げ込んだりせずに暮らしていますが、この困った時に頼れる存在は大きな安心となっています。
収入面以外でも多くのことを夫にゆだねていたことに改めて気づきました。
まず一番の不安となったのは年金問題です。
会社員時代の約3年以外の期間は自営業のため国民年金のみの加入でした。
また海外生活を経ているため空収めの期間もありました。
65歳以降に自分が受け取れる年金の金額を試算してみて、その少なさに愕然としました。

老後の資金の心配で事業拡大

まずは生活をまかなうための収入を一人で得る事、それが先決でしたが、幸いずっと続けていた物販での収入で何とかなるようになりました。
贅沢をしなければ日々の生活はこれで何とか大丈夫、と安心しました。
しかしやはり老後資金の心配は付きまといます。
そこで真剣に老後資金のための資金形成を考え始めました。
ちょっと遅すぎるスタートだとは自覚しています。
だけど、それまでは目の前の生活に必死で、遠い未来のように感じた老後に対して向き合うことを、後回しにしていたのです。
過ぎてしまった時間はいくら悔やんでも戻ってきません。
前向きになって、アラフィフとなったその年齢からでもできる、リスクの少ない、だけどしっかりとした資金形成のできる方法を模索し始めました。
そして、長年頑張ってきた物販の仕事以外の新たな分野にチャレンジを始めました。
それは、アラフィフとなって、これまで続けてきた物販の仕事が、体力的にちょっとずつしんどくなってきたことも理由の一つでした。
まだまだ頑張れる年齢です、でも10年後は?20年後は?と自分の体力が衰えていく未来を想像しました。
自分が老いていくことを考えるのは楽しいことではありません。
だけど、いつまでも若々しく元気いっぱいで過ごせるわけでもありません。
もちろん、健康面に最大限に気を使い、健康寿命を長く保つように努力はしています。
しかし人は誰しも老いるもの
そして、老いた後の人生にゆとりを持たせられるか、はそれまでの資産形成で大きく左右されることだと思うのです。


資産運用への挑戦と老後資金

40代後半から、私は将来に備えて資産運用に本格的に取り組み始めました。
現在の資産状況をここでは包み隠さず言おうかと思っています。
(リアルな生活ではお金の話は極力しないようにしていますが…)
まず、NISA枠などを利用したインデックス投資が550万円
これは積立投資と成長枠もできる限り利用しています。
やはり非課税のNISAを利用するのはアラフィフから資産形成を始めるうえで必要不可欠だと思っています。
そして、普通預金が700万円ほどあります。
これは生活資金の他に、何かあった時のための余剰金としてです。
預金として置いておくのはこの700万円よりも少なくても問題ないので、こちらは来年度以降、NISA枠への投資資金として今は保留させています。
そして高齢の親が管理している名義の定期預金が何行か。
親には本当に感謝していますが、私名義の定期預金を管理してくれています。
こちらも、内容を見直した結果、満期になったら徐々に投資資金へと移していこうと考えています。
将来的にはNISA枠を最大限活用しつつ、安定した収入を確保することで安心して暮らせる環境を目指しています。
ただ、ずっと個人事業主であったため、老後の年金額は本当に本当に少額
これが今も続く最大の不安要素です。


フリーランスとしての新たな挑戦

シングルマザーとしての生活を支えるため、現在は物販だけではなく企画コンサルなど仕事の幅を広げました。
SNSを利用した収益やリモートワークが充実した今の時代、やり方次第でできる仕事は無限にありますね。
私は今これまでの物販の仕事は続けながら、いくつかのYouTubeチャンネルの運営での収益と、それに伴うSNS運用を行っています。
さらに同じように、家で一人で完結できる副業がしたい、と思っている方のお手伝いとしての、お仕事も少しずつ増えてきました。
毎月NISAに積み立てる額はこの新しく始めた方での収益で賄える程度には安定してきました。
仕事はまだ順風満帆とはいえませんが、生活資金に加えて月々の積立投資を行い、さらには預貯金にも少しずつ資金を回すことができるようになりました。
これからはさらに収入を上げ、子供たちの将来や自分の老後に向けてより一層の安定を目指したいと思っています。


趣味と特技、そして大切にしたいもの

自分の人生と未来への展望を語ると、やはりどうしてもお金の話が多くなってしまう私。
50代になって、これまでと違った価値観でお金と向き合った結果です。
ですがこんな私も忙しい毎日の仕事の合間に息抜きの時間を作るようにしています。
私の趣味は、散歩やカフェで過ごす時間、そして読書
特技はフランス語と少しの英語です
異国での経験が長かったため、フランス語にはそれなりの自信がつきました。
そこで、最近ではフランス語や英語の映画を見たり、英語メディアの情報を集めることも楽しみの一つになりました。
そんな趣味の時間をゆったりと過ごすことで、毎日の疲れをリセットしています。
そして、こうした経験を生かして、今後も自分自身の可能性を広げ続けたいと思っています。
仕事や家庭に忙殺される中でも、こうした趣味や特技を大切にし、自分の時間を楽しむことが、私の心の豊かさに繋がっていると感じています。


未来の目標とメッセージ

私にとって50代からの人生は、まだまだ新しい挑戦の連続です。
生活資金の確保、子供たちの成長と未来、そして自分自身の未来の展望と活動。
それらを目指して毎日を過ごしています。
これからも、仕事や資産運用を通じて、より良い未来を築き上げていきたいと思っています。
人生は波があってこそ面白いもの。
時に立ち止まり、悩むこともあるけれど、私はこの波を乗り越えて、さらに自分らしい生き方を見つけていきたいと願っています。
皆さんも一緒に、未来の暮らしが豊かになるように情報を交換できたらと願ってます。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集