更待月 ふけまちづき
あかつきのころ、西の空高く煌々と輝く月
東は空が白み始めている
ふたつの世界の入り混じった瞬間
夜と朝が交わる不思議な時間
しーんとした空気が心を突き通す
色んな感情に鋭く突き刺さってくる
月のように澄みきった空気が痛い
一年のうちで一番美しい月の光
美しさと鋭い剣先を持ち合わせている
こんなに透き通った時間だが
太陽が空気を押し上げて
今日の一日の始まりを迎える
おはよう！
深呼吸して優しい笑顔で過ごそう！
今日11月20日は【更待月 ふけまちづき】
月の出が遅く、夜更けまで待ってようやく出てくるお月様。十五夜の月以降、十六夜月（いざよいづき）、立待月（たちまちづき）、居待月（いまちづき）、寝待月（ねまちづき）、更待月（ふけまちづき）と1日ごとに月に名前が付けられています。これは、昔の人たちが日が暮れて真っ暗になってから、月が出るのを今か今かと心待ちにしていたから。きっと、今よりももっと、月明かりを恋しく思っていたのでしょうね。（旧暦20日の月）
⁑更待月 ふけまちづき⁑
月にも色んな呼び名
昔の人の心の豊かさに羨ましくなる