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どうすれば料理代行が世の中に受け入れられるのか?

私は料理代行が世の中に、当たり前のように受け入れられる世界になって欲しいと思っています。
【家庭内に他人が入る】ことで得られる価値は、これからの時代必要となってくるからです。
核家族化が進み、家庭においての大人一人当たりの役割負担が、どんどん増えていく状況。それを異常なことであると社会の共通認識として当たり前にすることが、まず第一歩です。現状、ワンオペ育児がまかり通ってしまっているこの状況を問題視できる世の中にしていかなければ、いつまで経っても無駄な根性論の上でしか成り立たない、非効率的な家庭環境や一般論から抜け出せないのです。

私も親の身として、それを日々実感しています。人生において子供という存在を産み育てるといことは常に初めてで不安。「これでいいのか?」を連続的に行う作業が子育てというもので、先の見えない・正解がわからない中、もがき続けるのは大変にしんどいのです。
昔の家庭は親や親戚などの先人と近い距離感で生活することによって、知識経験不足・人手不足を補ってきました。時代が変わり、様々な理由でそのような生活方式では成り立たなくなってきた現代社会。家庭内での人手不足は深刻化しています。
だからといって、今更親戚縁者と生活を共にできるかといえば、精神的にも物理的にも難しいです。そこで頭角を現すのが【家庭内に他人が入る】という選択肢です。

具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

まず初めに金銭でのつながりであれば、必要以上に精神的お節介をする必要がなく、お互いに気持ちの良い関係値でいられるというところが大きなポイントです。
善意の上で成り立つ関係はどうしても助ける側の価値観が強くなり、結果押し付けられたと感じてしまう可能性が出てきます。近親者だからこそ無碍にも出来ずにどちらかが折れる形になってしまい、それは特に産後、自律神経が乱れているお母さんにとってみると心理的負担は計り知れないものになります。
そこを他人が適正な距離感でサポートできれば、利用者として気兼ねなく自分本位の依頼を出せるというもの。情報社会の中で、事前に理想とする産後や育児・教育のビジョンを明確に持っている現代のお母さんやお父さんにとっては絶妙なサービスになるでしょう。

そうは言っても人間同士の付き合い。他人が家庭に加入することで、家族同士の関係性に変化が起こる場合もあります。コミュニケーションを重ねるうちに、改めて家族について思いを馳せる時間が増えたりします。具体的に言うと、我々料理代行人に明確な依頼希望を出す際に、改めてご家族それぞれの特性・特徴・将来のビジョン・今後の家族計画などを考えていただき、それを元にご要望を出していただくので、そのプロセスが家族を敢り見るきっかけになったりします。
また、ご要望に際してご家族へ意思確認という名のコミュニケーションを取る機会も増えるので、自然と意思表示が明確化された会話になり、より深く相手を知れたり、お料理を囲む事で団欒が生まれるようになります。
住宅の洋風化に伴い、個々の時間を作りやすい現代のご家族にとってコミュニケーションや絆を構築できる大変良いきっかけになるのではないかなと思っています。


高齢世帯においても、大変価値がある料理代行。
まずはなんといっても見守りという役割。離れて暮らすご家族に代わって、料理代行人として訪問し、コミュニケーションを取りながらご本人様を注視することで、不幸を回避できるかもしれません。
滞在時間が長い事。食事という生活必需な訪問理由。お料理を通して得られる信頼関係は、ワンランク上の見守り機能を果たします。
介護食はもちろんですが、まだそこまでではないと老いに抗う方に向けても、外食気分でアクティビティとして楽しんでいただくことも可能。
介護=老いと施し
このように考えてしまって支援の手を払いのけてしまうような方にも、サービスをお届けできる可能性があるところも料理代行の可能性の1つです。
余生を豊かに楽しむためのサービスであることも、これから発信していきたいことの1つです。


一部取り上げて書いただけでもここまでの文字数になる程の料理代行の社会的要素。
単身世帯に向けてや、旅行者に向けて。都会でも地方でも、様々な観点で社会課題解決の可能性に満ち溢れているのが料理代行です。
まずは職業としての認知度を高めること。そしてクオリティの安定かと向上を図る事が大切だと思っています。
そのために私は発信をし続けますのでどうぞ皆様も、少しでも共感いただけたならばリアクションや拡散、様々な形でバックアップしていただけると嬉しいです。


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料理代行6年目
地方(三重県)で独立開業
主婦で母
年間3600品調理
予約の取れない料理代行人【北村光穂】がお届けする

料理代行に興味がある方
家庭調理でキャリアを積んでいる主婦さん
料理人と栄養士(特に女性)の新しい独立の形
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