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結局料理代行ってなんなのだろう?を考えてみた

料理代行歴6年目、ここまで実績を積んでようやっとSNSデビューしたワタクシ。
反応がなかったらとビクビクしながらでしたが、有り難い事に沢山の方から反応をいただいていて、大変嬉しく思います。
料理代行をお仕事にしたい方はもちろん、利用したいけど不安に思っている方からもご連絡をいただくことがあります。
そこでここはひとつ、現役料理代行人として【料理代行とはなんぞや?】というところを深掘りしていこうかなと思っています。

昨日アップしたYouTubeでもお話しさせていただきましたが、そもそも料理代行ってどんなことをしているの?というところからお話しさせていただきます。

料理代行とは、お客様宅にお伺いし、お客様宅のキッチン・調理器具・調味料・食材を用いて調理の代行業務を行うお仕事のことを指します。

ハウスメイド・家政婦のカテゴリーに属しています。

ケータリングや飲食店ではないので、事前に調理したものをお届けしたり、逆にお客様を自宅に招いて料理を振る舞うなどは違法行為にあたります。
その点は利用する側も、知識として覚えておいていただければと思います。

以上が料理代行の概要になります。
飲食店ではないため、保健所への許可申請などは一切必要なく、正直現時点で非常にグレーゾーンなお仕事となっていますので、数年以内に業務形態が変更されるかもしれません。

そんな料理代行。私は今後日本社会にとって、なくてはならない位置付けのお仕事になると思っています。

なぜそう思うのか?理由は大きくふたつあります。

まずひとつめ。
AIに仕事が奪われると叫ばれる現代で、どんな仕事が人的に残っていくかといえば、やはり人情のある仕事ですよね。どんなに効率的な世の中になったとしても、人と人との繋がりは、どうやったって結局必要なものなのです。流行病のあの時に、みなさん痛感したことでしょう。その繋がりを保つ役割が料理代行なのです。

例えば独居の高齢者さん。衰える過程で様々なことにやる気が出なかったり興味を持てなかったり…。遠方のご家族とのご縁も希薄になりがち。そんな時に料理代行人ができることは、まず話を聞くこと。その中で活力になる糸口を探すのです。よくよく話を聞くと、生前の配偶者と旅した国の料理を食べたいと思っていたり、実は料理に興味があって一緒に台所に立つようになったり。遠方のご家族へ、終了報告としてこまめにこちらが連絡することで、状況が伝わり些細なことも分かり合えるほどに関係が改善したり。
挙げ出したらキリがないくらい、料理代行を通じてできることは沢山あるのです。

例えば、出産直後の孤独な育児に苦しむ、産後うつ気味のお母さん宅へ出向き、保健師さんのように話を聞きながら体を整える料理で体調面もサポートしたり、ギクシャクする家族関係を料理代行が作り上げた食卓を囲んでもらうことで、共通認識が生まれて改善したり。
核家族化が進んだからこその閉塞感や孤立感。一度壊れてしまった関係性の修復の難しさ。それら実は、他人が入ると簡単に解決することもあるんです。
一番近い家族のような他人の立場は、これからの社会に面白い変化をもたらす存在になると思っています。

ですが残念ながら、今の段階で料理代行はまだまだ認知度が低いですし、一部地方の方から言わせると、所詮都会の富裕層向けサービスでしょ。なんて冷たい認識で捉えられてしまっています。でもね、そうではないんですよ。私たち料理代行人は都会であっても地方であっても絶対にこれからの社会において必要な存在なのです。
だって考えてみてくださいよ。家庭生活を営む上で発生する問題って、都会も地方も変わらないじゃないですか。むしろ地方の方が大変です。何でもかんでもいつの時間でも手に入る都会に比べ、スーパーは21時までしかやってないし、どこに行くにも車が必要。子育てや介護は女がやるべき文化の重圧があったり、結婚して子供や家を持って一人前!なんて意味のわからない価値観まで存在しているんです。
そんな価値観や概念をぶっ壊す一歩になるのが、皆さんが冷ややかに都会のものと嘲笑う料理代行というお仕事。そんなに都会的に感じているなら、お望み通り都会の風として旋風を巻き起こしていけばいいんです。皆さんが当たり前に利用すれば、世の中は変わっていくんです。

そして理由のふたつめは新しい働き方の創出です
特に女性の方。子育てや介護に追われ、ようやく解放されたと思ったら自分には何もないと路頭に迷ってしまわれる方が多くいらっしゃいます。社会経験が少なかったり、離れてから数十年の時間が空いていたりと、第二の人生を歩むにあたって社会復帰はなかなかにハードルが高いのです。「自分には特段キャリアはないから…」と、諦めてしまう方に是非とも考えて欲しい料理代行をお仕事にするという選択肢を。
お家でご家族の為だけに振る舞っているその家庭料理を今欲している方がいます!様々な理由で家庭調理を諦めていて、でも誰かが作ったご飯をお家で噛み締めたいと願っている方がいるんです。そんな方々に届けてほしい。主婦の経験は立派なキャリアなんです。
特に子育て世帯・共働き世帯。同じ経験をしているからこそ、近しい立場だからこそ、共感することで一段深い最高のサービスに繋がるんです。そんなこと、経験した人じゃないとできないんです。
主婦同士が支え合う世界。子育て経験者が後世を手助けする世界。最高だと思いませんか?当事者になったこともなく高みの見物決め込んでる偉い人たちに期待したって仕方のないこと。変えましょうよ私たちで。

これらを実現するために、私ができることを沢山沢山準備しています。
もちろん一人じゃできないことなので、どんどん増える仲間に支えてもらいながら、毎日全力で準備に取り組んでいます。
どうかこの軌跡を見届けてください。
ひとつでもいいので応援の意味を込め、背中を押すリアクションをいただけませんか?

料理代行が日本全国どこでも当たり前になる世界。叶えてみせます。
だからついてきてください。



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料理代行6年目
地方(三重県)で独立開業
主婦で母
年間3600品調理
予約の取れない料理代行人【北村光穂】がお届けする

料理代行に興味がある方
家庭調理でキャリアを積んでいる主婦さん
料理人と栄養士(特に女性)の新しい独立の形
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