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自分に革命をおこしていく

ないものだらけ

僕には、何か突出しているほどの才能はありません。特にこれといって何かを成し遂げた輝かしい過去もありません。自分を満たしてくれるほどのお金をもってはいません。仲間と呼べるような存在はいません。大切な存在はあるものの、何か絶対的な使命感に駆られるほどのやりがいを感じることはありません。かと言って、腰を据えて何かをしようという覚悟もありません。人と比べたら、根性もなければ、努力もたりません。更に言えば、ついこの前の話、心からついていないと感じることがありました。天にも見放されているのです。運もなければ、実力もないのです。

自分について考えてみると、ないものばかりでした。

そう思うと、過去は後悔でいっぱいで、現状は不満だらけ。未来は、考えれば考えるほど不安で仕方ありませんでした。

自分が惨めに思えました。そうなってしまうと、自分に対して腹立たしく感じて、嫌になっては拒んでいました。いつしか、孤独でいっぱいになってしまうのでした。

変わりたい。自分を変えて、人生に希望が欲しかったんです。

でも、もう手遅れだと、どこかで諦めていたに違いありません。変わりたいと思いながら、どうすれば良いのかわからないとか、自分には出来ないと言い訳そて、何もせずに手をこまねいてばかりだったのですから。

僕に、出来ることは、自分を蔑んで、同情を買うことぐらいしか出来ないと考えるようになりました。ただ、そうすることで、余計に孤独感は増していくのでした。

自分革命の起こし方

ないものだらけの自分なんか、豊かに生きただとか幸せになりたいと思うことは、幻想だと思っていたのです。どうせ過去なんか変えられるはずはない。後悔ばかりの人生だったと嘆くしかないものだと。

人は過去に大きな影響を受けてしまう。大きくて深い傷を負ってしまったら、一生と言ってもいいくらい、後遺症が付きまとってしまうもの。それと同じように、大きくて深い心の傷は、どんなに時が流れても傷跡は消えないものだと思っては嘆いていました。

そんな時に、斎藤一人さんの本に出会うことが出来て、色々と読み漁っていると、「過去は変えられる。過去を変えられる人こそ、未来を変えられる。」というのです。

それは「想いを変える」というものでした。

過去を振り返った時に、その出来事自体は変えられないけれど、想いは変えられるのだと仰るのです。「~のおかげ」に変えていくことなのだということでした。そのことを学んだ時に、後悔と言う想いが、僕の中でも変わっていくのが分かったのです。

あの時に自分の弱さのせいで簡単に諦めてしまって、後悔をしました。そのおかげで、今は、幾分、粘り強くなろうともがいている自分がいるのです。

あの時に、僕が意気地なしのせいで、怖気づいてしまって踏み出せなくて後悔をしました。そのおかげで、今では必死に勇気を出そうと踏ん張っている僕がおるのです。

あの時に、僕は感情的になって人を傷つけてしまってたくさん後悔しました。そのおかげで、今では、感情的になるのをどうにか踏み止まることが出来る僕がいるのです。

僕は後悔する度に、成長することが出来ていたのです。それは、本当に気が付かなかったことでした。

そして、ひとりさんは心が傷付くとあるが、心とはそもそもひかりであるから、傷つくことはないと仰られていたのです。それで、傷ついているのは、「想い」であるということ。だから、いずれ取り替えることが出来るものであると。

心の傷を負ってしまって、いつまでも、弱気な気持ちなっていたと思うことも、想いを変えれば、前を向けるのだということが分かりました。それに心の傷があるからこそ、優しい自分でいられるのではないかとも思えるようになりました。

自分を革命するとは、人生における様々な捉え方をどんどん変えていけることだということだったのです。

ピンチだって、それをチャンスと捉えることで、立ち向かう勇気が湧いてきます。後悔といった辛い出来事は、「~のおかげ」でに変えると前を向くことが出来るのです。捉え方を変えることは大きな革命になることは間違いありません。

僕も、ほんの少しずつ自分革命に励んでいます。そうすることで、ないものばかりだと思っていた自分の捉え方が変わり、人生に希望の光が差し込んでくるまでになりました。

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メルシー

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