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思い通りにならない人生でも
自分の思い通りに生きることが幸せなんですか?
僕らの周りで起きることは、日々思い通りにはいかないことばかりです。人間関係においても、決して思い通りにはなりません。それだけではなく、時には予想外の出来事によって、夢や目標を変えざる負えないことも起きてしまいます。
「こんなはずではなかった。」それは、まるで後悔にも似た感覚に陥ってしまうものです。自分を憂いてしまいます。
そして、僕を含めた多くの人はこう思っているはずです。自分の描いた思い通りになる人生こそ幸せであることなんだと。多くの本にも、書かれています。自分の思い通りに人生を進めて幸せになろうと。自分らしく生きるとは、そういうものだと考えていました。
だから、いかに自分の思い描いた人生を歩めるのかを考えて、目標にしてきたんです。
ですが、はじめに申し上げた通り、思い描いた人生を歩むことは可能なのでしょうか。こんなにも未来は予想できないとされているのに、自分の思い描いた通りにいくものでしょうか。どれだけ、人生を思い通りにしようと努力したところで、思いもしないことは起きるものではないでしょうか。
僕自身、立派な料理人になるという夢を掲げていました。沢山のことを諦めてきた中で、これだけは譲れないものだと思いました。覚悟もありました。それだけに、全てを掛けてきたつもりです。ですが、今は、料理の仕事はしているものの、全く思い描いたものだとは言えません。そして、そのことをずっと長いこと悔やんでいました。もう、自分の人生は終わりだとも思っていました。やけになったこともあります。自分の人生を自ら投げ出したこともあります。ですので、ひとつ間違っていたら、今の僕は存在すらしていません。
そうした経験をしたからこそ、分かるのです。それは、凄くもったいないことをしてきたなと。
そうしてしまったのは、思い通りにいかない人生は幸せではないと思い込んでいたからです。
何度もお伝えしていますが、人生って思い通りにはいかないものなんです。
思い通りにならない人生の捉え方
今の僕が、幸せを感じることができるのは、思い通りにならないことを受け入れることが出来たからです。だから、前を向くことが出来たんだと思います。
では、振り返ってみて、どのように思い通りにならないことを受け入れられたのかを考えてみたんです。
思い通りにならないときに、どうして?何で?と言いながら、悩むし苦しみを抱えてしまいます。どうにかできないかと、必死になって考えて行動するときもあれば、これ以上ないくらい落ち込んでしまうこともあります。泣いたりわめいたり。色んな反応をした経験があるのは僕だけではないはずです。そうやってもがき苦しんで、徐々に受け入れることが出来たはずです。
こうしたことを突き詰めてみると、思い通りにならない度に、苦しみや悩みを抱えては、受け入れていっているものであるのです。何かを出来るようになったり、出来ることを増やしたり、今よりもスキルや技術を磨いたりしていくことも成長だけれども、何かを受け入れていくことも、僕は成長だと考えています。
思い通りにならないことをひとつひとつ受け入れていくことで、心は広くなっていくのです。その経験は、何よりも変えがたいものになるのです。
かつての僕は、人生において、夢は絶対に叶えるものだと思っていた訳です。叶えられない人生は、負け組で許されるものではないと。ですが、実際に叶えられずに諦めてしまった時に、苦しみ、絶望しました。
その経験をもがいてでも乗り越えることが出来たからこそ、叶えられない夢もあるんだと受け入れることが出来たから、色んなことにチャレンジしてもいいんだと思えるようになれたのです。失敗してもいい。チャレンジすることに意味があるんだと言えるのも、僕自身が受け入れて成長することが出来たからだと言えないでしょうか。
更に言えば、それは当初思い描いていた場所よりも、遠くに行くことができてはいないでしょうか。
そもそも、人と言うものは、自分の計画を変更を余儀なくされるのを、極端に嫌うものです。受け入れることが苦手だと思うのです。誰もが、こうしようとかああしようと、頭にイメージしてから、何かに望みます。家事や仕事、趣味や遊びといったあらゆることに対して、思い描いてから行動するものです。そうした中で、思い通りにいかないことが起きた時に、自分がどう対処していくかで、人生は大きく変わっていくものだと言えます。
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今日も自分をご機嫌に。
メルシー