人を真似るのが下手になってはいませんか
忘れていた努力の仕方
僕は、料理に携わる仕事をしているのですが、長いこと同じ業界にいると、昔、教えられた大切なことを、時々忘れてしまっていることがあります。
それは、どこかで自分は一人前になったような気がして怠慢であると感じたのです。それでは、自分の成長を阻んでいるのではないかと反省しました。
厳しい環境に身を置いていたこともあって、何度もピンチを乗り越えられたこともあって、僕なりに腕を磨いてきたものだから、自分の中で自信もあるし、プライドもあるのです。ただ、それがドリームキラーのようになってしまっているのではないかと思いました。
ここ最近、よく失敗するのです。何か新しい事をはじめても上手くいかなくなることに悩んでもいました。そこで、新しいことに踏み出すことにも躊躇するようにもなってしまいました。
その原因が分からずに、ずっと悩んでいました。僕なりに必死になって詮索しているうちに、ふと、昔の師匠からの教えを思い出しました。
それは、出来る人の真似をするというものです。
真似ることがいつの間にか出来なくなっていた
そのことを学んだ時に、学ぶことの語源が、真似ることから生まれたものだということも知りました。真似をすることで道筋を立てやすくなります。分かりやすい目標設定を持つことだって可能な訳です。その人を真似することで失敗する可能性を、自分で考えてするよりは、格段に減らすことが出来ます。だから、踏み込みやすくなるのです。ですので、とてもポジティブな影響をもたらすことが出来ると思います。
僕自身、そうして学んできたものでした。
僕は、もともと気が弱かったために、人と話しをすること自体が苦手でした。だから、コミニケーションをとることを極端に避けてきたので、人に気を使うことが全く持って出来ませんでした。ですが、社会人になって、そういった自分ではいられませんでした。
だから、当時、可愛がってくれた憧れの先輩の真似ばかりしていました。話し方とか、そっくりそのまま真似しようと、その方に引っ付いてまわり、研究していました。その方の考え方や教えを聞けば、必死になってメモしていました。理解出来ないことがあれば、質問していました。その方になれる訳ではないのに、何処かでああいった風になりたいと必死だったのです。
そのおかげで、苦手だったものをいくつも克服できたような気がします。
そうやって来たから、自分自身が成長できたと思えるところまで感じることが出来たのではないかと思えるのです。そのおかげで、僕は自分を大き変える事事が出来たんだと思います。
「今は、どうなのだろう。」と、ふと思いました。昔の自分の必死だった姿を思い出したときに、今の自分の姿が浮き彫りになりました。どこか自分の中のプライドが出来てしまいオリジナリティを求めるあまりに、真似をすることに無意識に抵抗してしまっているのでした。
真似をすればよいものなのに、何処か、自分の都合よく解釈してしまい、理解することも出来ていないのに勝手に自分の色を足してしまうのです。だから、何か新しいことをしようとしても上手くいかなくなってしまうのではないかと考えました。
確かに、あの頃のような勢いもなければ素直さも失くしてしまったのだと思いました。でも、真っ直ぐな自分の頃を思い出すことが出来て、もう一度、初心に返る必要があるのだと思えました。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー