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「最悪」が「最高」に変わるチャンスはいくらでもある

僕の人生は最悪だった

僕は、自分の人生を最高だなんて思ったことがありませんでした。自分に満足することが出来たと言い切ることなんか、どうしても出来ませんでした。

過去を振り返ってみても、最悪なことばかりでしたから。

はじめて社会に出た時もそうでした。大人の仲間入り出来たような気にもなっていて期待していた矢先に、運命は思わぬ困難を引き寄せてしまったのでした。それは、考えられないような酷いいじめに遭ったのでした。それがきっかけで、僕は自分が何よりも嫌いになってしまったし、自分をいつも否定してしまうようになってしまいました。もう、その当時のことを知る人は僕の周りにはいません。今の僕しか知らない人からすると、僕が過去にそんな目に遭ったなんて想像も出来ないのかもしれません。でも、僕の中では、そのことをずっと引きずったままでいるのです。

人生の最悪な出来事のひとつとして心に影を落としているのでした。

見え方をかえれば、印象も変わる

自分が出会う全ての人を好きになることなんか出来ません。僕にとっても、苦手な人や嫌いな人は、沢山いるのでした。

僕は、不愛想な人がとても苦手でした。だって、何を考えているのか分からないからです。僕にとっては、それが、たまらなく不安になってしまうのでした。

その原因もようやく分かってきました。

それは、僕自身が自分に言い聞かせていたことだったのです。子供の頃から、とても明るい子供ではなかった為に、よく勘違いをされて嫌な思いをしていました。不愛想で無口だからといって、馬鹿にされたこともありました。だから、僕の中で、人と接する時は、自分を偽ってでも絶対に明るい自分でいないといけないと言い聞かせてきたんです。僕はいつだってやっとの思いで人前では明るい自分を演じていると、少なからず自負がありました。

それなのに、あの人は不愛想にしているのです。僕がこんなにも我慢して苦労しているのに、あの人は、どこかお構いなしに不愛想にしているのです。ですので、嫉妬のような怒りのような感情になるために、苦手だとしていたんです。

その原因を知ったときに、ある方に対して、僕の見え方は大きく変わったのでした。その方は、不愛想で無口で挨拶しても返ってこないような人だったために、僕は非常に苦手だと感じていました。そう感じていたからこそ、僕はその人のそうした部分しか見ていなかったのかもしれません。意識を変えてフラットな目線でみてみると、仕事は真面目で一生懸命にされているし、野良猫に餌をあげている姿を見た時には、とても笑顔で優しい顔をしていました。本当は、とても優しい心の持ち主なんだと僕の印象も180度がらりと変わりました。

このことで、僕は学んだのです。

自分の見方次第で、どんなことも印象を変えることが出来るものなんだと。

「最悪」が「最高」に変わった瞬間

今一度考えてみたんです。僕の人生も同じように視点を変えれば、印象や認識は変わるのかもしれないと。これまでは、最悪な人生としか見れなかったけれど、本当にそうなのかと疑問に感じることが出来たのでした。

あの時のいじめだって、認識を変えることが出来るかもしれない。そう思えたんです。確かにいじめに遭い自分を蔑ろにしたり、自分で自分を虐げるようになってしまったのは事実です。

ですが、思い出したんです。僕がいじめから抜け出すことが出来たのは、僕にとって人生を変えてくれた、師匠とも呼べる人が手を差し伸べてくれたからだったのでした。

その方はとても親身になってくれて、僕に色んなことを教えてくれました。仕事の仕方も生き方も、僕にとっては、まさにメンターであって心の支えでした。いつもその人のことを真似しては、自分が何でも出来るような気になれていました。

こうした出会いは、一生に一度あるかないかと思うのです。

僕にとって、あの時にいじめに遭っていなければ、師匠とよべる方とあんなにも師弟関係のような親密な関係にはならなかったと思います。そう思うと、僕は自分の人生が本当は最高だったのではないかと思えるようになりました。

そうすると、あの時のいじめのおかげで僕が大きく変われたことが沢山見つけることが出来たのです。

いじめられたくないと必死に仕事を憶えたことが、今でも基盤となっていること。

あの時の悔しさが、自分を奮い立たせてることに繋がっていること。

あの時の、虐げられた思いが、優しさになっていること。

あの時に、乗り越えることが出来たから、苦しい時の勇気になっていること。

自分はどんな時も脇役のように扱っていたのが、あの時を境に、自分の人生の主役だと思えたんです。

確かに、今の僕は完璧ではありません。嫌いな部分もたくさんあります。そんな自分なんかが人生を最高だと言えたものではありません。でも、ほんのちょっとでも、最高だったんじゃないかって思うことが出来たんです。

そうい思えたから、もう分ったことがあります。最悪なことはいつか必ずと言っていいほど、最高に変えられるのです。そのチャンスはいくらでも自分の中にあるのだということです。

あなたの中でも、最悪だと感じるものがあるかもしれません。ですが、それを「最高」に変えるチャンスはいくらでもあるのです。


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メルシー

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