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ややこしいキャッシュレス決済黎明期


こんにちはメルカです。
このメルカnoteでは日々のちょっと役立つ情報を中心に色々な雑記を発信しています。お暇な方や日常でちょっと得したい方はぜひ読んでってくださいね。

※この記事は2021年2月に書いたものを加筆修正したものです。

今回は少し(4300文字)キャッシュレス決済の経験談について話してみようと思います。

ここ数年、特に2019年ごろからキャッシュレス決済が注目されてきました。

ここで言うキャッシュレスとは大多数の方がご存じのクレジットカードや
デビットカードだけでなく、スマホでQRコードやコードなどを提示して決済することのことです。

それら現金以外での買い物手段で物やサービスを購入すること全般のことを指してキャッシュレス決済と言います。

2019年に何があったのかというと

キャッシュレス決済の競争が激しくなってきたのがその時だったからです。
具体的になぜ激化したのかというと簡単です。

この決済方法を使えば20%、いや25%、いや30%、いえいえ50%ポイントとして還元しますよ・・・と各社がお金をばらまき始めたんです。
ポイントは直接現金にできないが、期間限定として普通のお金のように使えます。
(一部現金化できる例外もあります)

これには高齢の方は反応しませんでした。

なぜなら慣れ親しんだクレジットカードならともかくスマホでの決済なんて登録を含めて面倒臭そうだしよく分かりません。

更には日本ではまだあまり広まっていないキャッシュレス初期段階の為、説明できる人も少なかったんです。

今ではスマホについて若者に聞けば大体のことはぱっと教えて貰えますが、まだ若者すらも使える人が限られている段階では、聞いた人も分からないという状態だったからです。

もちろん上記以外だけでなく、みんな一律で同じやり方の決済方法ではなく各社がそれぞれ作ったアプリの登録順に従って登録しないと使えないからという事情もありました。

これは今に至っても収束していない問題です。
iphoneとandroidは違いますよね。iphoneについて何か聞かれた時、docomo・au・ソフトバンクとメーカーの違いはあれどapple製品の為、大体内容は同じだからたとえ自分と相手の持っているiphoneのキャリアが違ってもまだ説明できます。

でもandroidには各社の細かな違いなどがありますから、どういう順序で操作すればいいのか説明を頼まれても分からないことがあります。

それが電子マネーによるキャッシュレス決済についても同じことが言えます。

iphoneしか持っていないのにandroidの決済の方法を聞かれても分からないんです。

という訳で20-50%引きで買い物したい人はその対象店の店員さんに聞いたり、YouTubeなどで分かりやすく発信している人から情報を得たりして対応していました。

あの店よりこの店の方が30円安いとかその程度だったらそこまで注目はされなかったでしょう。でも50%も戻ってくるなら話は別です。

実は自分もこのおかげで少なくとも年間10万以上は得をしていると思います。

話を2019年に戻しますと、この時期この電子決済のパイオニアであるソフトバンク・Yahoo!系列のとある電子決済が王者の座を虎視眈々と狙っていました。


皆さんご存じあのpaypay(ペイペイ)です。

眼鏡のおっさん(おっと失礼。お笑い芸人の宮川大輔さんのことです)がCMなど広告で笑顔でどれだけお得かを軽快に説明してくれています。

簡単に説明するとペイペイはソフトバンクとヤフーが作ったキャッシュレス決済です。

最初に使えるサービスを分かりやすく広めるのはソフトバンクのドンである孫正義の得意技です。

昔、日本でインターネットを一般人にスピーディーに広範囲に広める為、街角で無料でネットを繋げるモデム(BBフォン)を配っていた話はあまりにも有名です。

こういう新しい需要のあることを世に広めるのが得意なのがソフトバンクの孫正義なんです。この方は色々片っ端から掴まえて手を出しすぎて失敗も多い上にそれも広まってしますので失敗する人のイメージを持たれている方も多いようですが。

話が脱線したので戻しますと、paypayは最初から全力前進でした。
今電子決済をすると二桁%戻ってきます。抽選に当たれば全額戻ってくることもありますと夢のような販促をしました。

これにネットユーザーは飛びつき広めます。ツイッターやYoutubeなどSNSで当選した報告などが飛び交います。
それを見た人が興味を持ち・・とユーザー獲得に成功しました。

それに遅れて他の企業も参入していきます。
d払い・auペイなどソフトバンク以外のキャリアや、各コンビニもどんどんこの流れに引き寄せられていきます。

とここでとある企業で問題が発生しました。

セブンイレブンの「セブンアイ」です。
電子決済をするには本人確認をしてパスワードなどの登録をする必要があるのですが、本人確認の方法が簡単すぎた為にハッキング被害を受けてしまったのです。

これが大きく報道され、「やっぱり電子決済は取られるかもしれないから危険と考えて人もそこそこいるようです。」

でも電子決済のパイオニア(先駆者)であるpaypayは全国でのユーザー数ナンバー1にも関わらずそういう事件の報道はありませんでした。

個人情報の漏洩は昔からネットの世界では危険視されていたので、普通に本人の電話番号宛てに短時間しか使用できない認証番号を送るなど、自分のスマホさえあればしっかりセキュリティを確保した仕様にするのは当然と考えていたからです。

ちょっとセブンイレブンというか伊藤忠商事はうかつでしたね。
セキュリティに強いリテラシーの高い上層部はいなかったのでしょうか。
その2年後の2021年には「セブンイレブンアプリ」という名前にて一新しています。
もちろん今度こそセキュリティ対策はちゃんとしています。今のところは。

まぁそんなこんながありましたが、電子決済はこのお金のばらまきや宣伝広告の多さから急速に広まっていきました。

政府すらも乗り気でした。ここで「行政のおじいちゃんたちが乗り気なのは違和感ない?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

理由があります。2020年にコロナのせいで開催こそされませんでしたが、実はオリンピックが大きな理由だったんです。

日本はキャッシュレス文化に関して世界で大きく遅れをとっていましたが、世界各国では現在電子決済は当たり前です。

当たり前なだけに、オリンピックで日本に来る外国人たちに「日本は先進国なのにまだ電子決済すら取り入れていないの?遅れてるね。」と言われてしまいます。

日本(政府)は外国に合わせる必要がありました。
なので推進していたのです。

ですがコロナにて2020年のオリンピックは延期となりました。
2021年に開催しましたが、結局無観客の為ほとんど外国人は来なかったですね。

そして肩透かしを食らった電子決済事業ですが、この後意外な方向に進んでいきます。

コロナを移さない為にも触れることがない電子決済はコロナ対策としても有効という風潮が一部で出ました。

色々な人に触られ汚れた紙幣を人から人へ渡されるよりも、読み込んで決済する電子決済の方が感染リスクを抑えられると考えられました。

電子決済できるお店は急速に拡大していきます。

そこでもpaypayは強かったのです。

ソフトバンクが嫌いな人やYahoo!が嫌いな人もいるでしょう。

でも先見の明によりユーザー数ナンバー1を獲得したソフトバンク(孫正義)はここでも得意技を見せつけます。
(一応ですが自分は孫正義信者ではありません。すごいことはすごいと思うけれどおかしいと思うこともあるので。)

手数料は取るけど、簡単に決済できるQR決済のカードさえあれば簡単にレジと繋げて精算できます。しかも設置タダです!と大型店のみならず、小規模な店舗に対しても営業してきました。

今でこそ楽天ペイやauペイ、D払いなど他の電子決済も使える店も増えてきましたが、とにかく参入障壁を低く設定して広めたのはpaypayでした。


元々あったJR東日本のSUICAやPASMOなどの交通系マネーやクレジットカードをスマホに読み込んでスマホだけで使えるようにするなど、できることは広がり続けています。

ただし注意点もあります。
スマホの充電切れで反応しなかったり、電波が繋がらないなどトラブルがあった際のリスクヘッジもしておくべきだということです。

スマホがあれば他には何もいらないでしょ・・は危険です。

財布じゃなくてもいいので、最低限の現金くらいは持ち歩いた方が賢明です。

そこでも更に注意点があります。
スマホにくっつけられてカードや少しの紙幣を収納できるといった便利グッズなどがありそういった物は便利なのですが、それごとなくしてしまったりうっかり盗難被害に遭ってしまった時に路頭に迷うことになります。

なのでバックや別のポケットに保険として入れておいた方が良いと思います。

未来で人間全員の身体の中にチップを埋め込んでそれを読みこめば何とかなるようになれば話は別ですが・・・それはそれで恐ろしい未来ですねw
招来そういう流れになった時には、表向きはプライバシー保護の観点から情報を抜いたりしないから安心してほしいなどと言いくるめられるでしょうが、実際にはプライバシーもへったくれもないですからね。人間をハッキングされても怖いし・・・。
そんなのは陰謀論で実際にはあり得ないと笑い話で終わればそれでいいのですが。

実際には犯罪者に埋め込むなどいずれ採用され徐々に社会に浸透していく気がします。

って訳わからない方向に進めてしまいましたねすいません。


電子マネーによる電子決済は今後も普及していくことでしょう。

未来では誰が触ったかも分からない紙幣を人から人へ渡していた時代があったと言われることでしょう。

ガラケーからスマホに変わる時にも同じようなことが言われていました。

「こんな高性能なのいらないよ。値段も高いし。電話とEメールできれば十分。」

今では誰でもスマホでスケジュール管理しますし、アプリでゲームをします。

電子決済は当たり前は加速していきます。
それが日本のみならず世界全体の流れです。
100年以上続いたガソリン車でさえ電気自動車に変わっていっている時代です。

うまく時代の波を読んで流れに乗ってバランスを取っていきましょう。

※あくまであちこち情報を調べたメルカの雑感です。文章の中にもし事実と違う部分がある可能性があります。もし明らかな間違いあれば指摘して頂けるとありがたいです。

長文(4300文字)となってしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m

では今回はこんなところでノシ        メルカ

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メルカ@毎日ニュース・漫画好き
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