喪失の扉
まだ思い出せない記憶が
喪失の扉を叩いてる
鍵は錆び付いて開けられない
砕け散らしてしまおうか
溶かす術もない凍てついた心を
ただ優しく撫でることしか出来なくて
表情ひとつ変えず迫り来る祝福が
ネガの色に見えて無理やり遠ざけたんだ
二人は交差してる
雨上がりの道路で
すれ違ったまま
目も合わせずまた今日を駆けていく
まだ思い出せない記憶が
喪失の扉を叩いてる
鍵は錆び付いて開けられない
砕け散らしてしまおうか
その向こう側がざわついてるのはなぜかしら
ああ不思議ね 恐怖しかないわ
手を伸ばした先で闇に飲まれたくないの
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